静岡県は、県道静岡焼津線浜当目トンネルの対策工に、支保材での保持対策(鋼アーチ支保工)を採用する。PCL工法や覆工縫い返しと施工性、経済性、変状の視認性などを比較して決定した。現地調査を行っている日本工営(東京都千代田区)が詳細設計に着手する。成果を基に国の災害査定を受け次第、工事を発注する。
現状ではロックボルトの変状が確認され、トンネル覆工周辺の地山にゆるみが生じている恐れがあるため、土圧と覆工コンクリートの自重を支持できるよう検討。200_×200_のH鋼を1b間隔で設置する方針だが、詳しくは詳細設計で詰める。
支保工間の剥落対策には、耐荷重量が大きく、小片剥落にも対応可能なFRPメッシュを採用する。
対策工はトンネル延長905bのうち、中央からやや静岡市側の延長約100bで実施する。
トンネルの幅員は車道と歩道を合わせて8b、高さ4・5b、工法はNATM。2017年3月に供用を開始した。24年4月に道路利用者からトンネルに変状が発生しているという通報があり、緊急措置をしている中で24年7月に斜面崩落が発生し、全面通行止めとした。
(提供:褐囃ハ新聞社)