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北陸工業新聞社
2025/11/25

【福井】27年度着工へ事前了解願/関電大飯樹脂処理設備/建屋新設、トンネルも整備

【一部既報】関西電力は、大飯発電所3、4号機における使用済樹脂処理設備の設置について、「原子力発電所周辺環境の安全確保等に関する協定書」に基づく「事前了解願い」を提出した。
 計画によると、放水口付近に新たな建屋を建設し、使用済樹脂処理設備を設置。原子炉周辺建屋から新設する処理建屋までトンネルを整備し、廃棄物処理建屋内の既設使用済樹脂貯蔵タンクとは移送配管で接続する。
 工事計画は2027〜35年度で、運用開始は36年度を予定。
 新設する建屋はRC造で、規模は縦約33メートル×横約34メートル×高さ約32メートル(地上高約19メートル)(地上3階、地下2階構造)。トンネルの仕様は今後検討するが、延長は約350メートルを想定(一部、既設作業坑を活用)。移送配管に関しては延長約500メートル、内径約5センチを見込む。
 使用済樹脂処理設備は、既設の使用済樹脂貯蔵タンク(3号機および4号機共用)から使用済樹脂を受入れ、希硫酸を用いて使用済樹脂に含まれる放射性物質を溶離し、溶離された廃液は濃縮器で濃縮した後、濃縮廃液タンクに貯蔵する設備。
 希硫酸は硫酸回収器で回収して再使用。溶離終了後の使用済樹脂は既設雑固体焼却設備で焼却処理し、濃縮器で発生する蒸留水等は既設液体廃棄物処理設備で処理するとしている。
 使用済樹脂を計画的に処理することで、発電所内に保管する放射性廃棄物量の低減および安定化を図るのが狙い。なお、設備の構成は美浜、高浜および大飯1、2号機の廃樹脂処理設備と同様だという。

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