守山市は、老朽・狭あい等に伴う「ほたるの森資料館」の建替えに係る基本設計業務について、年明けにも公募型プロポーザルを公告する見込みだ。今年度末頃まで手続きを進め、来年4〜5月頃に審査を経て受託者決定。同業務を来年夏頃までに行う。12月補正予算案には業務費用478万5千円を計上するとともに、繰越明許費を設定している。
この基本設計に続き、実施設計業務を別途発注して来年度中に行う考え。工事施工は翌2027年度(令和9年度)の予定。施設整備の竣工後、ホタルの飛翔シーズンを迎える28年(令和10年)5〜6月頃の新資料館オープンを目指す。
ほたるの森資料館は、守山市民運動公園(同市三宅町)の敷地内に、1990年(平成2年)4月に開館。これまでホタルの飼育に関する調査、研究および指導を行い、ホタルを中心とする自然観察その他の自然に親しむ学習活動の場として利用されてきた。
現資料館の施設規模は、木造平屋建、延92平方b(事務室12平方b、展示・学習室44平方b、飼育室12平方bなど)。築35年の建物は諸室が手狭で、床や屋外テラスの腐食が進んでいる。また、鳩の森公園(同市播磨田町)内の「ほたる研究室」(26・4平方b)も老朽化し、資料館と離れており連携が取りにくい。そこで、現施設の建替えを行う方針とし、新たな資料館に研究室の機能を集約することにした。
今年度に策定した基本計画における新資料館の想定規模は、平屋建(構造未定)、延229平方b。諸室は▽事務室=25平方b(職員4人分のフリーアドレス、書棚、給湯室整備)▽飼育・研究室=60平方b(土間コンクリート、飼育水槽17槽整備、ガラス張りで外から見える)▽展示室=50平方b(パネル展示、図書コーナー、デジタルサイネージ、お土産コーナー)▽学習室=40平方b(長机15〜20人分、椅子35席程度、展示室と可動間仕切りで区切る、読書スペースとして開放、大型スクリーン整備)▽廊下=44平方b―。このほか、現施設には未設置の▽トイレ=6平方b(来館者・職員兼用)▽更衣室=4平方b(6人分ロッカー)―。
なお、建替え場所は、現資料館周辺の別敷地。今後の基本設計により、複数の施設が点在する市民運動公園内における新資料館のあり方や、ホタルが生息する同公園内の河川との関係性について考慮しながら整備エリアを決める。工事中も現資料館の開館を継続。移転後は既設を解体する。
基本計画策定支援業務は、織田建築設計室(栗東市)。
提供:滋賀産業新聞