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建通新聞社(東京)
2025/12/08

【東京】首都高 築地川区間更新 銀座・新富地区の工事を公告

 首都高速道路会社は12月5日、都心環状線・築地川区間(中央区)の大規模更新に関連して銀座・新富地区で擁壁の造り替えなどを行う工事の一般競争入札を公告した。地区内の跨道橋と公園橋の架け替えや、別途整備の新京橋連結路をつなげる開削トンネル築造などを含む発注規模50億円以上のWTO政府調達協定対象。施工能力評価方式(入札時VE提案タイプ)を試みて、構造変更を伴わずにコスト縮減が可能な施工工法などの提案を求める。参加形態は土木(経営事項評価点数1200点以上)と鋼橋(1150点以上)の単体、特定JV、異工種JVのいずれかで、2026年1月15日まで申請書や技術資料などを、2月18日を期限に最終技術資料と最終入札時VE提案書を受け付ける。3月26日の入・開札で施工者を決定し、36年3月31日までに完了させる。
 都心環状線・築地川区間の大規模更新は中央区八丁堀3丁目の松幡橋付近から同区築地5丁目の新尾張橋付近までの約1・5`で実施。逆T型擁壁などを持つ半地下構造(1962年供用)となっており、老朽化が進んだ擁壁を造り替えたり、急カーブを解消したりする。分合流部に付加車線を設置する方向性もある。
 このうち銀座・新富地区を対象とする今回の工事は銀座1丁目の新金橋付近〜築地1丁目の祝橋付近間で行う。施工内容を見ると、新金橋方面から祝橋方面に向かって▽開削トンネル躯体工約135b▽擁壁躯体工約220b▽擁壁更新躯体工約265b―とそれぞれの仮設工を実施。また、既設の跨道橋4橋と公園橋3橋を撤去して、新たに跨道橋4橋(鋼重約1320d)、公園橋2橋(約810d)、歩道橋1橋(約40d)を架ける。
 さらに約790bの下水管路の撤去・敷設や、「新富町出口」の改修(入り口化)と「京橋入口」の撤去(廃止)、面積約1万2000平方bの舗装打ち換えをはじめとした付属物の整備がある。
 施工者にはこれらに関する実施設計も任せる。過去に千代田コンサルタント(北区)が実施設計相当の検討を担当していた。
 入札手続きで試みる施工能力評価方式(入札時VE提案タイプ)は24年度に導入した。仕様が確定し標準案による施工が可能であり、契約手続きの期間短縮・簡略化に配慮しつつ、より価格を重視する工事に適用。定めた性能の確保と適切なコスト縮減を目的に入札時VE提案(任意)を求めるなどした上で、施工計画と入札金額の総合評価で落札者を決める。適用は新京橋連結路の八重洲地区開削トンネル工事(4月契約)に続き2例目だ。
 参加要件を具体的に見ると、単体は土木と鋼橋の両方の競争参加資格が必要。一方、特定JVは土木と鋼橋による最大3者、異工種JVは土木と鋼橋のそれぞれ1〜3者で最大6者とし、いずれも工種ごとに経営事項評価点数が一定点以上の構成員(土木1950点以上、鋼橋1500点以上)を1者に限定している。提供:建通新聞社