J.フロントリテイリング(東京都中央区銀座6ノ10ノ1)の連結子会社パルコ(東京都豊島区南池袋1ノ28ノ2)は、ショッピングセンター「静岡PARCO」を2027年1月末に営業終了すると公表した。建物の所有者は主婦の店(静岡市)で、建物賃貸借契約は同年3月までを予定している。閉店の発表を受け、静岡市の難波喬司市長は「大変驚き、残念に思う。時代とともにまちの姿は変化するが、静岡のまちも魅力を高めていく必要がある」とコメントしている。
「静岡PARCO」は、旧西武静岡店を改装し、07年に開業した。規模は地下1階地上8階建て延べ約3万1000平方b。所在地は静岡市葵区紺屋町6ノ7。
施設の定期的な改装などにより集客を図ったが、近年、静岡市内外で競合店の開業やリニューアルにより商業環境が変化していることや、新型コロナウイルス禍で電子商取引が増加していることから、10年度に約109億円あった売り上げは24年度には81億9300万円まで落ち込んだ。国内の「PARCO」15店のうち、「静岡PARCO」の24年度の売上高は14位。中長期的な視点から、営業の終了を決定した。
難波市長は「大型商業施設や商店街、個店が徒歩で巡れるという市中心部の魅力を生かし、商業者や経済団体と連携して中心市街地の活性化に取り組む」としている。
<閉店後の活用は未定>
建物の所有者は不動産賃貸業の主婦の店(静岡市葵区)で、建物賃貸借契約は同年3月までを予定している。主婦の店の望月啓行社長は田丸屋本店(静岡市葵区)でも社長を務めており、同社によると、「閉業後の活用は現時点で未定。賃貸借契約の終了に向け、今後協議する」としている。
(提供:褐囃ハ新聞社)