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建通新聞社四国
2025/12/09

【愛媛】グリーン電力JVを特定 新水力発電

 国土交通省肱川ダム統合管理事務所は、今年1月から公募型プロポーザル方式で選定手続きを進めていた「野村ダム新水力発電所設置・運営事業」の発電事業者(事業候補者)について、グリーン電力エンジニアリング(東京都千代田区)を代表企業とするグリーン電力エンジニアリング・長大共同事業体を特定した。今後は1年ほどかけて基本協定締結に向けた協議などを進めていく。
 気候変動への適応やカーボンニュートラルの実現を目指し、治水機能強化と水力発電の促進を両立させるハイブリッドダムの取り組みの一環。未利用の水力エネルギーを有効活用した再生可能エネルギー活用によるカーボンニュートラルの推進と、ダム周辺の地域振興を図るのが狙い。
 野村ダムには既に直轄の管理用発電所を備え、毎秒約1・6立方bの放流水を取水し最大出力665`hの発電をしているが、発電に利用できていない放流水が毎秒13立方bほどある。こうした未利用の水力エネルギーについて、新たに増設する発電所を民間の資金や技術力を活用して効率的に整備するとともに、維持管理・運営を目指す。 今後は費用の負担割合や精算方法、発電所の完成期限、施設の管理方法、企画提案の内容などについて1年ほどかけ四国地方整備局との間で協議。基本協定の締結(グリーン電力エンジニアリング単体で行う予定)などを行い、事業に着手する。順調なら997`h規模の発電を想定し、2028年2月の着工、30年4月の新発電所の運転開始を目指していく。
 野村ダムは洪水調節やかんがい用水、水道用水を目的に1982年3月に完成した重力式コンクリートダム。堤高60b、堤頂長300b、総貯水量1600万立方b、有効貯水容量1270万立方b。所在地は愛媛県西予市野村町野村地先。

提供:建通新聞社