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北陸工業新聞社
2025/12/11

【新潟】客室80室、来春にも着工へ/両津やまきホテル(佐渡)リノベ/取得企業が知事表敬

 佐渡島内で最大規模の宿泊施設で営業停止していた「両津やまきホテル」の土地建物を取得したファンドクラウドホールディングス(東京都新宿区)の中澤晴彦代表取締役らは10日、県庁に花角知事を表敬訪問、今後の事業計画等を説明した。
 中澤社長は、全国でこれまでに取得したホテルの再生事例などを説明した。花角知事は「佐渡観光で1つの大きな魅力が生まれる。佐渡が元気になり県内全体に波及していくことを期待している」と語った。
 両津やまきホテルは1978年に開業した。宴会・温泉・海景を楽しむ島のシンボルとして愛されてきたが、観光スタイルの変化や施設の老朽化により、惜しまれつつも2022年1月に営業終了。ファンドクラウドHDは11月、佐渡島において新たな宿泊体験の創出を図るため、両津やまきホテルの土地・建物を取得して地域資産の再構築プロジェクトの始動を発表。渡辺竜五佐渡市長と面会し、地域資源を活かした観光モデルや新たな交流の可能性について意見交換した。
 両津やまきホテル(秋津66、9階建て延べ約1万平方)をリノベーションするもので、宿泊・温泉・飲食・地域体験拠点としての複合化を検討している。26年春以降の着工、27年の事業開始を予定している。
 ファンドクラウドHD傘下の子会社で不動産開発事業等を手がけるファンドディベロップ(東京都新宿区)の佐藤慧士代表取締役は報道陣の取材に応じ「佐渡が世界や日本の観光客に新しい旅のスタイルを提供するだけでなく、佐渡の魅力を一挙に集めた宿泊施設をつくりたい」と意気込みを語った。客室や共用部をメインに改修する計画とし、客室数は80室程度を想定。現在、改修に向けた設計を進めている段階とし、工事に関しては地元業者とパートナーシップを締結して取り組む考えを示した。改修費用などを含む投資額は現時点で非公表。
 ファンドクラウドHDは20年12月設立。「常識にとらわれない投資機会を、誰にでも。」をミッションに掲げ、金融商品開発、不動産開発、宿泊事業を展開。なお、ファンドクラウドHDが県内のホテル再生に取り組むのは今回が初めて。

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