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秋田建設工業新聞社
2025/12/11

【秋田】秋田県第2期公共施設等総合管理計画の素案/中央・南部家畜保健衛生所の統合など盛り込む

 県は8年度〜17年度までの10年間を計画期間とする「第2期公共施設等総合管理計画」を来年3月に策定する。個別の施設計画では、中央家畜保健衛生所(秋田市)と南部家畜衛生所(大仙市)の統合に向けた検討や、秋田県種苗センター(大潟村)の建て替えに向けた検討などを盛り込んでいる。同計画は、公共施設やインフラ施設のマネジメントに関する中長期的な基本方針を示すもの。パブリックコメントを実施しており、2月県議会に最終案を提出する。

 家畜保健衛生所は地域における家畜衛生の向上を担い、家畜の伝染病予防に関する事務、家畜疾病の診断、飼養衛生管理の指導などを行っている。

 県畜産振興課が所管する中央家畜保健衛生所(秋田市寺内蛭根1−15−5)は昭和56年に建設。事務所(SRC2F)、解剖室、焼却炉(SRC1F)、車庫、動物舎(S造)、車庫(W1F)で構成され、合計施設面積は1,352.76u。南部家畜保健衛生所(大仙市富士見町6−55)は平成5年に建設され、事務所(W2F)、車庫、解剖室(W1F)、冷蔵保管施設、動物用焼却施設(S1F)で構成、合計施設面積は923u。

 近年、高病原性鳥インフルエンザなどが増加し、国でも家畜衛生におけるバイオセキュリティ体制を示すなか、病性鑑定なども担っている中央家畜保健衛生所は隔離構造に対応しておらず、十分なバイオセキュリティに必要な電力確保も難しい状況となっている。このため中央と南部を統合する新施設を建設し、老朽化の解消とバイオセキュリティへの対応、広域体制での職員配置による業務の効率化などを図る。

 今年度から統合に向けた庁内検討を本格化させており、来年度は予算を確保できれば外部有識者も含めた検討委員会を設置、基本計画を策定したい考え。既存の場所ではない新たな建設用地を選定する方針で、基本計画では設計・工事の着手時期なども検討する予定。

 建て替えを検討している花き種苗センター(大潟村字東1−2、所管:県園芸振興課)は、平成2年に建設された木造平屋建て、床面積2,487.42uの施設。県のオリジナル品種を含めた種苗供給を担う重要な施設だが、老朽化が著しく、大規模修繕を検討していた。劣化度調査を行う予定だったが、耐震性が不十分なことが判明したため急きょ、建て替えを検討することになった。今年度は庁内で検討を進めている。

 第2期公共施設等総合管理計画にはこのほか、県立大学木材高度加工研究所職員公舎の除却(令和12年頃)、南部老人福祉総合エリア養護老人ホームの廃止(8年3月以降)、一部県営住宅の譲渡・廃止、警察署庁舎の修繕・改修、県立高校の統合に伴う改修・建て替えなども盛り込んでいる。

提供/秋田建設工業新聞