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建設経済新聞社
2025/12/16

【京都】国が整備予定のメディア芸術センター KICK内アーカイブ拠点などと連携

 京都府議会の特別委員会が15日開かれ、「文化資源としてのマンガ・アニメの可能性」について報告があった。
 府議会文化力と価値創造に関する特別委に参考人として、学校法人京都精華大学の吉村和真理事長が招かれた。
 コンテンツ産業(映画、アニメ、漫画、ゲーム等の知的財産権(著作権など)が発生する創作物の製作や流通を担う産業)について、世界の市場規模は135兆円あり、石油化学産業や半導体産業より大きい。
 また日本発コンテンツの海外売上は5・8兆円あり、鉄鋼産業や半導体産業の輸出額を超える規模で、基幹産業に位置づけられている。過去10年間で輸出額は約3倍と大きく伸長した。
 京都府においては、地域性の高い産業を重点的に支援する産業創造リーディングゾーンとして、「太秦メディアパーク」構想があり、映画・映像、アニメ、ゲーム等のコンテンツ関係企業、DX・ICT関連企業を集積し、教育、ものづくり、医療、観光等との異分野融合によって、世界をリードするオープンイノベーション拠点の形成を目指す取組を進めている。
 精華町のけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)では、京都精華大学による収蔵・研究アーカイブ事業として、アニメ原画等を借り受け、資料を撮影してデジタルデータ化し、教育・研究や町内イベントでの展示・体験型教育への利用及び地域活性化への活用を目指す実証事業を行っている。
 今後の展開については、国が整備予定の「メディア芸術ナショナルセンター(仮称)」との連携を挙げた。
 国が整備を進める漫画を含むメディア芸術のすべての分野を対象に、収集・保存・修復、展示・公開、調査研究・開発、情報収集・提供、教育普及・人材育成、交流・発信等を行う国際的な拠点「メディア芸術ナショナルセンター(仮称)」について、KICK内アーカイブ拠点や太秦メディアパークとの連携体制の構築を令和8年度国の施策・予算への要望の中で、京都市と共同提案している。