横浜市教育委員会は、新しい大型図書館の整備予定地を新横浜駅北口にある市有地に決めた。施設規模を延べ床面積2万平方b程度とし、年間300万人の来館者を見込む。整備手法は公民連携も視野に入れて今後検討する。2026年度からおおむね7〜10年間程度で施設整備を完了させることを想定。12月15日に新図書館整備基本構想の素案を公表した。
建設予定地は港北区新横浜2ノ1ノ5にある面積2796平方bの市有地。新横浜駅前に位置しており、現在は資材置き場として利用している。用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率800%)。
駅からのアクセス性を考慮した結果、新横浜駅と横浜駅、桜木町駅、東神奈川駅、関内駅の5駅で候補地を比較検討したという。新横浜駅前は幹線道路に近接しており、図書を配送する車両がスムーズに出入りできる物流施設としての適性があることや、エリア内に図書館や美術館、博物館といった類似施設が立地していないことなどを踏まえて優位性があると判断した。
基本構想素案によると、新図書館は総延べ床面積2万平方b規模となる。座席1000席、蔵書100万冊を整備。体験・交流などができる新しい機能も導入するため、1000人程度が滞在・活動可能な空間を確保する。書庫と物流拠点なども設ける。
床面積の内訳は、▽図書・閲覧関連=6000平方b程度(開架図書約40万冊、閲覧席約800席)▽体験・交流など新しい機能=5000平方b程度(オープンラウンジ、多目的ホール、ギャラリー、子ども向けの遊び空間、座席約200席など)▽利用者サービスを支えるエリア=5000平方b程度(廊下、階段、トイレなど)▽市立図書館ネットワーク支援関連=2000平方b程度(物流拠点、閉架図書約60万冊)▽事務管理関連=2000平方b程度(事務室、建物管理関連諸室など)―となっている。
25年度末に基本構想を策定した後、基本計画と設計・施工をおおむね7〜10年程度で進める計画だ。
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各区に1館ずつある市立図書館はいずれも老朽化が進んでおり、蔵書保管機能を担う中央図書館の書庫収容量がひっ迫しているなどの課題を抱えている。
これらの課題解決や時代のニーズに合ったサービスの提供につなげるため、既存の市立図書館を再整備するとともに、大型図書館の新設計画を進めることにした。
提供:建通新聞