オフィス仲介大手の三幸エステート(東京都中央区)の調査によると、名古屋市の2025年11月度の賃貸オフィス空室率は前月比0・04ポイント増の3・33%。2カ月連続の上昇だが小幅で、依然として踊り場の状態が続いているといえそうだ。
テナント退去前の募集床を含めた潜在空室率は、前月から0・07ポイントとわずかに低下し、5・03%。名古屋市内のオフィス空室率は、7月度まで9カ月連続で低下して以降、上昇と低下を繰り返している。館内増床や立地改善目的の移転などで空室床の消化が進む一方、大口の空室も発生、条件の良い既存ビルの品薄感が強い状況が続いている。
ビルの規模別では、大規模ビル(1フロア200坪以上)が前月と同じ2・4%。大型ビル(100坪以上200坪未満)も、前月から変化なく3・9%となった。中型ビル(50坪以上100坪未満)は、0・1ポイント低下し、4・2%となっている。
主要エリア別では、名駅エリアが0・1ポイント増の2・1%。栄エリアも0・1ポイント増の2・9%。前月に0・7ポイント増と大きく上昇した伏見エリアは、増減なく5%のままとなった。
募集面積は、前月から1866坪減少し、11万5837坪。1坪当たりの募集賃料は、前月と同じく67円増となり、1万2853円。募集賃料は3カ月連続の上昇となっている。
提供:建通新聞社