トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

秋田建設工業新聞社
2025/12/17

【秋田】国道46号・生保内〜卒田間の全線バイパス整備を決定/約11kmで道路・橋梁・トンネル新設

 東北地方整備局は、整備案を検討していた国道46号・盛岡秋田道路「生保内〜卒田」(L約11km)について、全線をバイパスで整備する方針を決定した。現道南側のJR神代駅付近〜国道341号付近に橋梁やトンネルの新設を伴う道路を整備する。事業費は560〜660億円と試算している。17日の社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会で協議・決定した。今後は、秋田河川国道事務所で道路設計や測量などを進めて整備内容を決め、早期事業化を目指す。

 対象区間は、仙北市田沢湖地区と角館地区を結ぶ延長約11km。急カーブが8カ所、最急勾配5.6%の線形不良箇所が点在するほか、積雪期には幅員が狭小化するなど通行の安全性や円滑性に課題を抱えている。迂回路もないことから、物流面や医療面、観光面で地域に不利益が発生している。円滑・安全な交通環境や信頼性の高い道路ネットワークの確保などに向け、2車線の道路を新設する。

 6年度の社整審では、全線バイパス案(速度設計80km/時間、整備費約560〜660億円)と、現道改良・一部バイパス案(速度設計60km/時間、整備費約470〜570億円)の2案を提示。17日に開催された社整審では、第3回目の計画段階評価を実施し、沿線地域を対象としたアンケートやヒアリングの結果を踏まえ、ルート帯を協議した。

 ルート帯案の検討時に重視すべき項目として、◇速度低下が改善され安全に走行できること ◇通行止めリスクの低減と代替路の確保 ◇物流経路の速達性・安全性の向上 ◇救急搬送の信頼性の向上 ◇沿線住民・沿道家屋への影響が小さいこと―の5項目が特に求められていることが分かった。

 結果を踏まえ、交通安全性や定時制の確保、災害時の交通確保などの観点から、対応方針を決定した。新たに整備するバイパスはJR神代駅付近から国道341号付近までの約11kmで、現道南側に建設する計画。

提供:秋田建設工業新聞社