滋賀県湖東土木事務所が県道「多賀永源寺線」の多賀町樋田地先の350b区間で計画している橋梁1橋の新設を含めた道路改良整備事業は、25年度完了した道路部分の詳細設計に続き26年度は、橋梁部分の詳細設計を発注・委託したい考え。同年度以降取り組む予定の境界確定や用地取得等が順調にいけば、早ければ27年度にも現時点では初弾工事として橋梁の下部工事を発注・着工し、完了の後橋梁の上部工事および道路改良工事を整備していき、3〜4ヵ年での全体整備完了を見据えている。
24年度は多賀永源寺ほか補助整備設計業務を鈴鹿設計事務所(大津市)に委託し(25年1月27日開札)、多賀町樋田地先における延長320b規模の道路部分の詳細設計業務と2ヵ所の交差点照明施設詳細設計業務を行った。期間は6月23日までで完了している。このほか新明(米原市)で道路整備測量延長470b規模の路線測量業務を完了。
23年度は橋梁1橋の予備設計を第一設計監理(湖南市)に委託し完了。橋梁は、多賀町樋田地先で「大杉川」を渡河し町道大杉第1号線と交差する、橋長約50b規模、鋼製I桁、片側1車線(歩道無し)で構成する橋梁1橋の新設を計画。このほか橋台・橋脚の位置決定等も行った。また土質ボーリング調査業務を第一設計監理で完了した。
22年度は、多賀町樋田地先の延長350b規模区間における道路予備設計を近畿設計測量(大津市)に委託・完了。
多賀永源寺線は、多賀町佐目地先の国道306号交差点を起点に東近江市の蛭谷町・箕川町を経由し同市政所町の国道421号交差点で終点に至る主要地方道。各町をつなぐ唯一のアクセス基幹道路であり、現状は道路幅員が狭い上急カーブが多く、大型車両が通行出来ず普通自動車の離合も困難な区間が大半となっている。今回は通行困難解消のため多賀町樋田地先の350b区間を対象に橋梁1橋の新設を含めた道路改良整備事業の実施を決定。
提供:滋賀産業新聞