滋賀県長浜土木事務所は、長浜市湖北町伊部・留目地先において既存道路および橋梁の拡幅整備を計画している郷野湖北線について、25年度委託した橋梁の予備設計に続き26年度は、道路部分の詳細設計を発注したい考え。道路詳細設計完了後は用地測量や用地取得を進め順調にいけば、28年度にも初弾工事を発注・着工し、5〜6ヵ年での工事完了を見据えている。
25年度日本工営滋賀事務事務所(大津市)に委託した郷野湖北線橋梁予備設計(7月15日開札)では、県道郷野湖北線の湖北町伊部地先で田川に架橋されている既存橋梁「小谷橋」について、道路改良整備に伴い片側1車線車道で歩道を備えた橋長延長15・7b規模に拡幅するための橋梁予備設計を行う。道路規格は第3種第2級、設計速度は時速50q。委託期間は26年3月まで。
23年度末新洲(栗東市)に委託した郷野湖北線ほか補助道路整備設計業務では、湖北町伊部地先の集落内を通行する県道郷野湖北線の既存道路約850bを対象に、道路拡幅に向けて改良整備を行うための予備設計を25年2月完了した。対象区間内で田川を渡河する既存橋梁「小谷橋」も道路改良と同様に拡幅する方針。
県道郷野湖北線は、長浜市郷野町(県道265号山長浜線)を起点に主に集落内を通り終点の同市湖北町速水地先・速水中央交差点(国道8号)に至る総延長10・3qの一般県道で、郷野町からは小室町まで結ぶ谷坂隧道(谷坂トンネル)がある。
提供:滋賀産業新聞