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建設経済新聞社
2025/12/19

【京都】令和8年度当初予算案の要求状況 一般会計は1兆0114億4800万円 左京警察署の新築設計など

 京都府はこのほど、令和8年度当初予算案の要求状況をまとめ明らかにした。
 12月12日現在での各部局からの予算要求内容をとりまとめたもの。
 令和8年度の一般会計要求総額は1兆0114億4800万円(令和7年度の要求総額は1兆0136億7500万円)。
 今後は、国の予算編成の状況も勘案しながら、要求事業を審査の上、予算案を決定し、令和8年2月議会に提案する。
 建設関連の主な内容は次の通り。
 【危機管理部】
▽衛星通信系防災情報システム整備費=5億7100万円(次世代システムに更新した衛星系機器と一体運用する地上系機器を更新)
▽原子力防災対策事業費=11億0700万円(避難路や資機材の整備、孤立の可能性が高い地域におけるヘリポートの整備等、原子力災害発生時における避難体制を強化)
 【文化生活部】
▽こころのふるさと京都の文化財保護事業費=7500万円(「文化財を守り伝える京都府基金」への寄附金を活用した文化財の保全事業等の実施)
 【商工労働観光部、建設交通部】
▽京都舞鶴港日本海側拠点機能推進費=9200万円(国際海上コンテナ航路・国際フェリー航路の拡充及び外航クルーズの誘致等を実施)
 【農林水産部】
▽京都フードテック推進事業費=7億9200万円(京都プレミアム中食オープンイノベーションラボ(仮称)の整備工事に着手するなど、京都の食産業の高付加価値化と競争力強化を図るため、京都ならではのフードテック技術を開発・集約し、食関連事業者に還元する仕組みを構築)
▽豊かな森を育てる府民税事業費=7億2000万円(森林の整備及び保全や森林資源の循環利用、森林の多様な重要性について府民理解の促進に資する取組を実施)
 【建設交通部】
▽府民協働型インフラ保全事業費=29億円(府民からの提案による安心・安全基盤整備及びインフラ長寿命化対策を実施)
▽住宅・建築物耐震化総合支援事業費=1億8800万円(府内の住宅・建築物の耐震化を促進するため、支援事業を実施する市町村等を支援)
▽京都舞鶴港物流基盤重点整備事業費=12億円(舞鶴国際ふ頭のU期整備や第2ふ頭の多目的クレーン更新を実施)
 【教育委員会】
▽府立学校教育環境整備事業費=5億0800万円(体育館や特別教室への空調設備整備、トイレ洋式化を実施)
▽歴史的建造物等保存伝承事業費=12億3400万円(建造物の保存修理や文化財の維持管理等に要する経費を助成)
▽丹後郷土資料館整備推進費=7億6200万円(丹後地域の歴史文化の探訪・観光の拠点施設となるハブ・ミュージアムを目指し、リニューアル整備を実施)
 【警察本部】
▽宇治警察署建設費=5億6600万円(宇治警察署の新築建替工事を実施)
▽左京警察署整備費=2億3300万円(左京警察署の新築設計(基本設計)等を実施)
▽舞鶴警察署建設費=1700万円(舞鶴警察署の新築建替工事を実施)
▽南丹警察署建設費=900万円(南丹警察署の新築建替工事を実施)