新潟県農地部農地管理課は、赤川地区(上越市)における水利施設保全高度化事業(県営基幹水利施設ストックマネジメント事業)について、残事業費12億5800万円を投じる。進ちょく率は72・5%で、2028年度の完了を目指す。
対象の排水路は県営湛水防除事業「赤川地区」「竹直地区」(1977〜88年)により築造され、高田平野の北西部、2級河川柿崎川左岸に広がる農地を受益とする基幹的水利施設。改修から約40年が経過した現在では護岸の軽量鋼矢板の腐食が著しく、軽量鋼矢板本体と切梁の座屈、腐食穴から背面土流出が発生し、維持管理等に支障をきたしている。
残事業内容は排水路工1106メートル。すでに完了した区間では基幹排水路としての排水機能が維持され、周辺では複合営農などとともに安定経営が可能となっている。一方、未改修区間では護岸の劣化が著しく、排水機能の低下が懸念されており、受益者や地域住民からは早期完了が望まれている。排水路の仮廻し工法見直しなどにより工期が遅延しているが、今後は通年施工で事業進ちょくを図っていく方針だ。