川崎市は、川崎駅前の川崎府中線について、2026年2月28日から相互通行化する。26年度からは道路擁壁の整備を行い、横断防止柵を撤去して段差を解消。ウォーカブルな滞留空間を創設するため、駅前本町線の歩行者専用道路化の工事を段階的に進める方針だ。
京急川崎駅周辺では、西口地区の市街地再開発事業やDeNAらが新アリーナを建設する「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」などのまちづくりに合わせて、市が都市基盤整備を行う。
現状の川崎府中線は、JR東海道線の線路と立体交差した後に上下線が分離する。京急川崎駅方面に向かう旧・都市計画道路駅前本町線を廃止し、歩行者の滞留空間を整備する方針だ。
相互通行化に関しては、車両侵入防止の仮設構造物を暫定的に配置し、旧・都市計画道路駅前本町線の車両通行を止める。JR川崎駅方面から伸びる現道の幅員内に上下線をまとめる形で変更する予定。
車道の幅員は3b以上、自転車通行帯は再開発事業の新設交差点までの区間を幅員2b以上とし、相互通行化区間については幅員を考慮して矢羽根型路面表示を新設する。
歩行者空間の整備については、交通の円滑化のため「PIA京急川崎」前と「川崎ダイス」前の2カ所に路上荷さばきスペースを設ける他、「川崎ダイス」前にタクシー乗降場も整備する。26年3月から暫定供用を開始し、26年度に本格整備する予定だ。
〜歩行者デッキ整備で協議続ける〜
川崎新アリーナの整備事業では、30年度の開業を目指し、道路拡幅に向けた既存建築物の解体を事業者が実施している。新アリーナと多摩川を結ぶ歩行者デッキについては、河川管理者など関係者との協議・調整中で、占用物件の調査も行っている。
新アリーナ周辺の多摩川河川敷は有効活用されていないことから、水辺空間の利活用も検討する。国の護岸整備の進捗や民有地の活用も考慮し、歩行者のアクセス導線の整備も含めて関係機関と協議を続ける。
提供:建通新聞社