大阪都市計画局は、大阪・関西万博跡地にある大屋根リングの一部などを含めたエリアで、公園や緑地の整備検討を進める。2026年度は基本計画策定や基本設計に着手するため、26年度当初予算案に検討調査費1億5000万円を要求している。委託方式やスケジュールなどは未定。
大阪・関西万博跡地の夢洲第2期区域では、北東部の大屋根リング約200bについて、万博のレガシーを残す観点から残置に向けて検討している。大屋根リングを含めた約3・3fのエリアを公園・緑地等検討区域とし、議会の議論などを経て整備方針を決める。
大屋根リングは部材の状態などを確認するため、現況調査を実施する。設計などにより事業費を算定し、建設事業評価に向けた資料を取りまとめる。
今回のエリアに隣接する大阪ヘルスケアパビリオン跡地は、活用する開発事業者の公募型プロポーザルを1月にも予定する。また夢洲第2期区域全体の開発事業者は春にも募集を開始する。
提供:建通新聞社