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建設経済新聞社
2025/12/26

【京都】次期都市計画マスタープラン部会 都心部などエリア別指針示す

 京都市は、令和32年を目標年次とする次期都市計画マスタープランを策定するにあたり、都市計画審議会に都市計画マスタープラン部会を設置し、検討を進めている。
 都市計画マスタープランは、都市の将来像やまちづくりの目標、方針を示し、各種都市計画(用途地域の指定や都市施設の整備、市街地開発の方針など)の根拠・基準となるもの。
 市は、24日開催の都市計画マスタープラン部会に「北部」「都心部」「東部」「南部」「西部」の5方面に区分したエリア別指針を示した。
 エリア別指針の主な内容をみると、「北部」は、@若者が愛着を持ち、挑戦し続けられるまち(▽出町柳駅〜吉田山周辺[地域中核拠点エリア含む])▽一乗寺エリア)、A歴史・文化、匠の知恵や技を活かした創造と革新のまち(▽西陣エリア▽北野白梅町駅周辺[地域中核拠点エリア含む]▽今出川駅周辺[地域中核拠点エリア]▽原谷エリア)、B文化芸術・MICE・学術が多様な交流をうむまち(▽国際会館駅周辺[地域中核拠点エリア]▽北山エリア▽岡崎エリア)、C地域の賑わいの中心となるまち(▽北大路駅周辺[地域中核拠点エリア]▽楽只〜北大路通周辺エリア)、D山あいの豊かな自然の中、独自の伝統文化が受け継がれるまち(▽京北・花脊エリア▽北山三学区エリア▽鞍馬・大原エリア)。
 「都心部」は、@京都ならではの都心空間を体現するまち(▽歴史的都心地区周辺)、A京都固有の歴史や生活文化と賑わいが調和するまち(▽丸太町駅周辺[地域中核拠点エリア]▽三条駅周辺▽東山駅周辺[地域中核拠点エリア]▽東山エリア)、B京都の玄関口として都市活力をけん引するまち(▽京都駅周辺)、Cアートや伝統・先端産業などが融合したクリエイティブなまち(▽七条駅周辺[地域中核拠点エリア]▽五条坂〜東福寺駅周辺エリア▽梅小路エリア)、D都心西部の拠点として多様な機能が集まる活気あるまち(▽二条駅周辺▽四条大宮周辺)。
 「東部」は、@京都の東の玄関口として多くの人が集う魅力あるまち(▽山科駅周辺[地域中核拠点エリア])、A地域の人が集い、学び、交流する拠点となるまち(▽椥辻駅周辺[地域中核拠点エリア]▽醍醐駅周辺[地域中核拠点エリア]▽石田〜六地蔵駅周辺[地域中核拠点エリア含む])、B多様な住まいのニーズを受け止めるまち(▽外環状線後背地周辺)、C賑わいあふれる歩きたくなるまち(▽外環状線沿道▽新十条通沿道)、D大規模な住宅団地を活用した新たな魅力を発信するまち(▽東野駅西側エリア▽醍醐〜石田駅周辺エリア)。
 「南部」は、@産業の集積地として京都の活力をうむまち(▽京都駅南部エリア▽らくなん進都エリア▽久我・羽束師西部エリア▽南部の市街化調整区域▽横大路エリア)、A誰もがいきいきと暮らせる、多文化・多世代共生のまち(▽向島ニュータウン)、B働くと暮らすを豊かに楽しむ住みよいまち(▽西高瀬川周辺エリア▽久我・羽束師東部エリア)、C地域の発展を支える活気あふれるまち(▽竹田駅周辺[地域中核拠点エリア]▽向日町駅〜向日町上鳥羽線周辺▽丹波橋・伏見桃山・桃山御陵前駅周辺[地域中核拠点エリア]▽中書島駅周辺[地域中核拠点エリア]▽淀駅周辺[地域中核拠点エリア])。
 「西部」は、@スポーツ・医療・健康科学などが融合したウェルビーイングなまち(▽西京極駅周辺[地域中核拠点エリア]▽五条通周辺)、A学生や働く人など多様な人が行き交い、集うまち(▽太秦天神川駅周辺[地域中核拠点エリア]▽円町駅周辺[地域中核拠点エリア])、B豊かな地域資源と暮らしやすさが共存するまち(▽嵐電嵐山線・有栖川周辺エリア)、C住む人、訪れる人が共に過ごしやすい回遊性のあるまち(▽嵯峨嵐山・嵐山駅周辺[地域中核拠点エリア])、D新しい産業がうまれ、成長するまち(▽桂イノベーションパーク周辺〜桂駅エリア)、Eものづくりと調和し、生活利便が整った住みよいまち(▽西院駅周辺[地域中核拠点エリア]▽西大路駅周辺[地域中核拠点エリア])、F多様な働き方とゆとりある子育てを実現できるまち(▽桂駅周辺[地域中核拠点エリア]▽桂川・洛西口駅周辺エリア[地域中核拠点エリア]▽洛西バスターミナル周辺[地域中核拠点エリア])、G地域特性をいかした産業を軸に、愛着を持って住み続けられるまち(▽大原野エリア)。