愛媛県は、とべ動物園(砥部町上原)にオランウータンを受け入れるため、旧インドゾウ舎を内部改修する計画だ。設計者を溝部建築設計事務所(松山市)に決め、近く業務に着手する。順調なら2026年5月末までの業務完了を見込み、作業を進める。
とべ動物園まじめ行動計画の第3期(25〜27年度)に基づき、インドネシアからの雌オランウータンの導入に合わせ、旧インドゾウ舎を内部改修し、新オランウータン舎として整備する。繁殖を見据え、ゆったりとした飼育・子育てスペースの確保を図る。
既設規模は鉄筋コンクリート造平屋169平方b。計画では、旧インドゾウ舎の観覧通路にある手摺りを撤去・段差を解消し、キーパー通路部分を観覧席(約80平方b)として再整備する。キーパー通路にある水のみは撤去する他、ゾウの室内展示室(2部屋)との境にあった鉄格子を撤去、間仕切り壁を新設し、屋内放飼場とキーパーエリアとして改修する。
屋内放飼場は、既存建物内に連絡するオランウータンの展示室として整備するため、観覧席との境に強化合わせガラスを設ける計画。なお、屋内放飼場に接続する連絡用ブリッジについては、別途設計を行う考え。
県では、とべ動物園の魅力向上と入園者の回復(目標入園者数55万人)を目指し、オランウータン舎の整備に続き、ニホンカモシカ導入のためのシカ舎のフェンス嵩上げや老朽化獣舎の改修などを今後順次進めることにしている。
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建通新聞社