トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2026/01/05

【埼玉】大宮駅GCS化/第6回まちづくり調整会議、基盤計画の叩き台を検討

 さいたま市は大宮駅GCS(グランドセントラルステーション)化の実現に向け、24日の第6回まちづくり調整会議で骨格となる基盤計画の叩き台を示した。駅前広場やデッキなどの整備方針を3案打ち出すもので、今後はこの叩き台をベースに検討を進める。駅周辺整備と駅前再開発街区の検討を相互に連携・調整して、まちの将来像を具体化した上で第7回会議へ入る予定だ。26年度以降は事業化に向けた開発街区検討会・説明会・ワークショップなどを経て第8回を開く見通し。
 大宮駅GCS構想は大宮駅周辺まちづくり・交通基盤整備・駅機能高度化の3点を軸に構成。第6回会議では本年度の取り組みの報告、事業の骨格となる基盤計画の叩き台に関する議論を行った。
 まちづくり調整会議ではこれまで駅前広場、歩行者デッキ、地下車路、新東西通路・東武大宮駅舎などの議論を進めてきた。早期事業化を目指して、11月26日には大宮駅東口駅前広場・新東西通路の各プロジェクトチームを合同開催。そこで駅前整備の骨格となる基盤計画の叩き台を具体化しており、今回の調整会議では叩き台に関する意見集約が主な議題だった。
 駅前整備における前提として、これまでの検討経緯を可能な限り踏まえながら「駅前広場は地上空間確保を大切にする」「橋上駅である大宮駅の特性を踏まえて駅前広場とデッキの配置を検討する」との考えがある。
 プロジェクトチームでの検討を受けて、大宮駅前に設ける駅前広場とデッキ、その導線に関する3案の方針を示した。
 主な方向性は▽案1=現行案を踏まえ駅前に交通広場を整備、中央連絡通路を延伸して街区と接続▽案2=他案より交流広場を拡大して憩いの場を確保。駅改札レベルの導線を東側に拡大。中央通りの歩道空間の開放性を確保▽案3=交通広場を駅直近に配置、中央連絡通路部を延伸して中央通り南側に接続。駅改札レベルで中山道まで接続する導線を整備――。
 本年度の取り組みとしては、大宮駅前再開発街区の権利者を対象に3回のワークショップを開催したと報告。大宮駅東口前では6街区の再開発が計画されているが、各街区を単独整備した場合は効果が分散してまちの魅力向上が十分に図れない可能性がある。各街区で連携して相乗効果を発揮できるよう、集めた意見を反映してまちの将来像を具体化させる予定。
 第6回会議では事業検討が長期化して先が見えにくい現状を指摘する声があった。市側は「真摯に受け止める。様々な議論が必要だが可能な限り早く案をまとめる」と回答。さらに「行政としては事業内容を周知する役割がある。将来のまちがどうなるか見える化するほか、意見を聞ける場を充実させる必要がある」などの考えを示している。

提供:埼玉建設新聞