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滋賀産業新聞
2026/01/07

【滋賀】県木之本支所 余呉川の河川改良拡幅整備

 滋賀県長浜土木事木之本支所は、管内「余呉川」河川改良の拡幅整備に伴い長浜市木之本町の県道橋「伊香具橋」の架け替えを実施し代替となるコンクリート構造新橋梁の整備を計画。詳細設計は25年度完了しており本川の河川改修や他事業の進捗をみながら予算措置等が順調に行けば25年度中にも、新橋梁の架け替え工事について初弾として下部工工事を発注・着工し複数年度で完了の後、上部工事を発注し1〜2ヵ年で整備―の計3〜4ヵ年程度で進めていきたい考え。
 24年度新洲(栗東市)に委託した余呉川補助河川改修設計業務では、長浜市木之本町田井地先で余呉川を渡り通学路にもなっている「伊香具橋」の代替として、下流側近隣に架設する新橋梁の詳細設計を実施。新橋梁は道路種別・県道において整備する2車線、橋長約45b規模のコンクリート造橋梁で橋台は2基を計画。このほか、延長380b規模の道路詳細設計も行った。
 木之本管内を流れる余呉川は、滋賀県と福井県の県境に位置する大黒山に水源を発し、長浜市余呉町の谷あいを多数の渓流を合流しながら南下し、西野放水路から琵琶湖へ流入する流域面積約65平方qの一級河川。これまでに西野放水路から約5・1qの一次改良が完成しているが、整備後に地下水位低下に伴う周辺地盤の沈下が予測され、近接集落への地盤沈下の影響を低減するため、河道計画の見直しを含めた対策工の検討を実施し、地下水位低下量の低減対策を選定した。これまでの河川改修において@隣接する水田の減水深増加A簡易水道の枯渇B橋梁取付盛土による地盤沈下の課題が明らかとなっている。これからの事業実施区間には、▼賤ヶ岳橋▼伊香具橋▼賤ヶ岳橋(国道8号)▼西山橋が含まれる。
 余呉川の西野放水路は、江戸時代(天保11年〜弘化2年)に恵荘上人が開削したといわれる幅1b・高さ1・5〜4b、延長約250bの排水トンネルを整備。河川改修計画では、河道計画のセオリー通り、築堤河川である原川から大きく掘り込む計画で、46〜59年にかけて放水トンネルが施工され、琵琶湖総合開発特別措置法の施行により、72年には余呉川中小河川改修工事全体計画が採択され80年に現在の西野放水路トンネルが完成。その後、西野放水路や余呉川本川の河川改修が進められ、現在は河口(西野放水路)から約5・1qまで一次改良が完了している。

提供:滋賀産業新聞