不動産経済研究所が発表した近畿圏の2026年のマンション供給予測によると、供給戸数は前年比3・2%増の1万6000戸となる見込みだ。主要エリアでは、大規模物件が予定されている大阪市部や大阪府下、京都市部が増加するという。
■投資物件は“郊外シフト”の動き
大規模物件が予定されている大阪市部が5300戸(24年予測比10・6%増)、大阪府下が3700戸(同19・4%増)、京都市部が2700戸(同5・5%増)を見込む。一方1Kなどの投資物件は都心部での用地取得が難しくなり、郊外シフトが続く。全体的な供給戸数としては増加が続く見通し。
■平方b単価は13年連続上昇で95万円台
1〜11月の平方b単価は95・3万円で、前年比5・1%上昇した。エリア別に見ると、大阪市部は前年比0・3%減の116・2万円だったものの、兵庫県下が同16・3%増の91・5万円、京都府下が同15・5%増の72・2万円と、大幅に上昇したエリアが複数あるなど総じて上昇傾向が見られた。21年時点では75・1万円で、5年間で20万円以上高騰した。
■在庫、完成在庫ともに増加傾向
在庫は11月末で3075戸。前年同月末比で27%増加した。完成在庫も同比3・9%増の1448戸。1〜10月の着工数は前年同期比3・3%増の1万8675戸だった。25年に引き続き、売れ行きが好調な超高層物件は販売途中での価格アップや販売戸数調整が見られるという。金利上昇に加え、外国人を含む投機的購入に対する規制、単価上昇が売れ行きに影響を与える可能性がある一方、住宅ローン減税の延長など支払い額を抑える仕組みは好材料としている。
※表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社