神奈川県は、2027年4月以降に公告する工事から等級別発注基準額を引き上げる。国土交通省が25年度から発注標準金額を一律1・14倍に改正したことを踏まえ、同様の率で見直す。改正案などに関する県民意見を2月4日まで受け付ける。
県では公共工事の入札参加者を▽土木▽建築▽電気▽管▽舗装▽水道施設▽造園―の7種に分類、A〜Dの等級区分ごとに入札に参加できる発注金額を設定している。国土交通省が物価上昇を踏まえて発注標準額を一律1・14倍に引き上げたことから、県も同様の率で改正する。
「電気」と「管」のD等級は事業者数が減少したため廃止し、A〜C等級の3区分とする。「水道施設」のC等級は下限額を300万円と設定していたが、本年度に随意契約が可能となる金額が400万円まで引き上げられたことから、この下限額を廃止する。
改正案などに関する県民意見を聴取した後、26年3月に規則を公布する。改正後の発注基準額は27年4月以降に公告する工事に適用する。
現行の発注基準額を設定したのは1999年。2023年度に土木と水道施設の一部の等級で金額を引き上げたが、全面的な改正から四半世紀が経過している。
提供:建通新聞社