長浜市は、長浜市立湖北病院本館および介護老人保健施設「湖北やすらぎの里」で計画の建て替え他事業について、予定していた25年度の工事発注公告を見送った。実施設計完了後建築費・人件費の高騰などで建設費の借入金返済等必要財源が湖北病院は約4億2千万円不足することが明らかとなり、病院事業の事業費措置には市立長浜病院と一体で進めている湖北病院の経営改善実行計画に合わせ協議する必要があるためで、協議根拠の一つとなる25年度収支決算他が判明する26年度当初まで当面、協議を保留している。現時点で具体的工期は未定。
同事業では、木之本町黒田の市立病院「湖北病院」本館と、建物内の介護老人保健施設「湖北やすらぎの里」について、医療・介護サービス一体提供の拠点施設としての整備を図るため病院は新病院に改築、老健施設は長寿命化改修工事を行う事を計画し、25年度の工事発注公告から着工し4ヵ年で整備を進め、28年度の完成を見込んできたが、25年9月の実施設計完了を経て、概算総事業費が基本設計時の約117億1千万円から約120億円規模に増額したもの。
これまで長浜市では23年度策定の「湖北病院及び湖北やすらぎの里施設整備基本構想・基本計画」に基づく公募型プロポーザルで24年7月昭和設計(本社・東京事務所)を特定し委託した基本・実施設計を25年9月完了。
25年3月完了時の基本設計によると、増築する「新病院棟」はS造4階建、延8914平方b規模、改修を行う「別館棟」(耐震構造)の改修規模はRC造3階建、延5400平方b。延1万1942平方b規模の「本館棟」と延317平方b規模の「附属棟」の計2棟は解体することを予定していた。
22〜23年度策定の施設整備基本構想・基本計画(担当=シップヘルスケアリサーチ&コンサルティング)では、整備計画や病院機能、診療科等のほか、整備手法は従来方式が最適との判断を示していた。
なお基本設計時の事業費は病院が建築工事費約69・7億円、設計管理費約2・7億円、医療機器・備品約11・9億円、医療情報約2・6億円、解体費・移転費約3・9億円他を合わせ計約92・5億円(税抜き)、老健施設が建築工事費約10・6億円、設計管理費約1・1億円、介護備品等約1・2億円、解体費・移転費約0・8億円他を合わせ計約13・9億円(税抜き)―を想定していた。
提供:滋賀産業新聞