国土交通省関東地方整備局は横浜港の南本牧〜山下ふ頭地区臨港道路の整備で、2期区間の再評価を2027年度中に事業評価監視委員会に諮る予定だ。全長約7`のうち1期区間として南本牧ふ頭側約2・5`の整備を完了したが、2期区間約4・5`はルート上の山下ふ頭で横浜市による統合型リゾート(IR)の建設計画が21年に撤回されたため、事業を中断していた。山下ふ頭再開発の新たな計画が26年度にも事業化される見通しとなったことから、2期区間の道路事業を再開する考えだ。
同事業では南本牧ふ頭と山下ふ頭地区を結ぶ全長約7`、幅員7・7〜18・2bの道路を整備する。国内最大水深となるMC3コンテナターミナル、MC4コンテナターミナルの供用で南本牧ふ頭の貨物取扱量が増えることから、ふ頭間の円滑な輸送と港湾物流車両の通行による市街地道路の混雑緩和を目指して09年度に事業化した。
先行して南本牧ふ頭側延長2・5`を整備し、17年3月に供用。残る本牧ふ頭、山下ふ頭側の道路は予備設計まで進めた後、事業をストップした。現計画の全体事業費は1576億円で、24年度末時点の執行率は38・6%となっている。
山下ふ頭の再開発について、横浜市は25年度中に事業計画を策定する方針。関東地整としては、臨港道路2期区間整備で大きな手戻りを避けるため、市の事業計画が確定するのを待って改めて基本設計以降の検討を進める。
提供:建通新聞社