高知県土木部の2026年度当初予算見積額は、一般会計で前年度比4・6%増の718億4100万円となっている。人口減少対策など元気な未来創造戦略施策、南海地震トラフ地震対策、豪雨など災害対策、産業振興や安心・安全につながるインフラ整備、既存インフラの有効活用と計画的な維持管理・更新を基本に予算編成する方針。
人口減少対策などの元気な未来創造戦略施策では、新規事業で建設業のデジタル化による生産性の向上と魅力ある現場環境を創出するため、県内建設事業者のレベルに応じたモデル工事を実施する建設業デジタル化加速モデル事業に5000万円を要望。ICT活用によりデジタル化が進む建設業の魅力をPRし、新規入職者の確保につなげる。また、空き家流通の円滑化を図るため、家財道具の処分を県民に促進する事業に2243万円を見込む。
南海トラフ地震対策では、四国8の字ネットワークを構成する道路整備に35億5916万円を要望。国道493号(奈半利インター工区)で奈半利インターチェンジ(IC)へのアクセス道路の整備に向けた調査設計に着手する。災害発生時の道路寸断を防ぐため、緊急輸送道路や啓開道路上の橋梁耐震化、道路の法面防災対策に21億8968万円を見込む。水道管路の耐震化を促進するため、国の耐震化事業の補助要件を満たせない市町村に対して助成する水道管路耐震化推進補助金に5700万円を見込む。
その他、脱炭素の推進と設備の長寿命化を図るため、高知駅大屋根の照明設備をLED化する事業に4501万円を要望する。
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建通新聞社