建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを2025年11月28日時点のデータを基に独自に集計した(※)。今回のデータは、大阪府内に本社を置く主工種が「管」の企業1084社を抽出。四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、パナソニック環境エンジニアリングが1位となった。2位は大阪ガスマーケティング、3位は岩谷瓦斯だった。
パナソニック環境エンジニアリングは25年5月の調査に続いて1位を獲得。管平均完工高、評点Y、経営状況分析指標でいずれも2位、売上高も3位となり全ての項目でトップ3にランクした。大阪ガスマーケティングは経営面の2項目がトップなのに加え、完工高の伸びが顕著で今回の調査では50億円台まで増やしてきた。岩谷瓦斯もコンスタントに総合順位で10位以内に入ってきており、今回初めてトップ3に名を連ねた。
トップ20の企業では、24年11月と25年5月の調査で70位以下だった三晃空調がこれまでで最高位の6位に入ったのが目立った。過去2回とも評点Yが900点台だったのを今回1259点まで伸ばしたことなどが奏功した。
■売上高はダイキン工業、エア・ウォーターで変わらず
4項目のうち、売上高は4兆円を超えるダイキン工業がトップ、1兆円超えのエア・ウォーターが飛び抜けている構図は変わらず。パナソニック環境エンジニアリングが700億円台、大阪ガスマーケティングが600億円台、岩谷瓦斯が400億円台、三晃空調が300億円台で続いた。管完工高は三晃空調、パナソニック環境エンジニアリングが300億円台、不二熱学工業と精研が100億円を超えた。100億円を超える完工高を上げているのは5社前後で変わっていない。
■大阪ガスマーケ、パナソニック環境の2社が経営面で抜け出す
経営面について、評点Yは大阪ガスマーケティングとパナソニック環境エンジニアリングの2社が1400点台の高得点。岩谷瓦斯と萬世電機も1300点台、ダイキン工業、木村工機、三晃空調、柳生設備、八神、エア・ウォーター、日経サービスの7社も1200点台で続いた。1200点台の企業は24年5月の調査以降10社を超えており、今回も11社となった。1100点台は9社、1000点台は122社、900点台は233社あった。
経営状況分析指標も大阪ガスマーケティングとパナソニック環境エンジニアリングの2社が700点台をマーク。699〜650点は萬世電機、日経サービス、八神、柳生設備の4社だった。650点を超える企業がこれまでは10社程度あったが、やや数が減っている。649〜600点は85社、500点台は411社、400点台は317社。400点未満の企業は265社あった。
※売上高、管平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標(@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金)は、経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。
取材協力・JME
※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社