トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2026/01/15

【京都】農林水産技術センターを農業大学校に移転 延2000u超の産学公促進棟 現畜産センター改修し教育棟に

 京都府は、亀岡市の農林水産技術センターの綾部市の農業大学校隣接地への移転に伴い、延2000u超の「分野横断型産学公促進棟」新築などハード整備を計画している。
 府の試験研究機関である農林水産技術センター(亀岡市余部町和久成9)と農業大学校(綾部市位田町桧前30)を巡っては、令和5年3月策定の京都フードテック基本構想において、移転・集約により「分野横断型の研究体制を構築するとともに、スマート技術や高機能性新品種、有機栽培などフードテックを活用した次世代型農林水産業の実現に向けた生産技術の研究開発・実証及び人材育成を行うための拠点を整備する」などとし、令和7年3月策定の農林水産業人材確保育成戦略において、魅力ある教育環境の整備で「持続可能性に配慮した生産技術やフードテック等の高度な専門技術を提供できるよう、府農林水産技術センターと府研修教育機関との連携強化を図る」、農業大学校の農林水産技術センターとの一体的運営で「農林水産技術センターが農業大学校の隣接地に移転することに併せ、AI、ICT、ロボット等の最先端技術の研究や、気候変動・SDGsに対応したフィールド研究に学生が触れる機会を創出し、高度な知識・技術を駆使できる人材の育成につなげる」ことなどの施策を盛り込んだ。
 また令和5年3月に京都府農林水産技術センター機能強化基本計画、同年8月に京都府農林水産技術センター整備費及び比較検討業務をとりまとめている。
 府はこのほど、関連業務として、畜産センター及び農業大学校敷地測量等調査業務を指名競争入札で通知。近く開札し、担当業者を決める。
 同業務は、敷地利用計画、建物・附帯施設等のレイアウトなど、基本的な事項を「計画」(与条件整理を含む)として定めるのが目的。
 主な業務内容は、@敷地条件の整理Aゾーニング・レイアウトの検討(▽敷地内における本館、実験棟、教育棟、関連棟、その他関連施設の効果的な配置▽動線計画(職員動線、来所者動線、歩車動線)▽設備計画▽レイアウト案等)B整備手法の検討(▽事業スケジュール▽概算事業費▽整備手法案)。
 主な建物をみると、本館「分野横断型産学公促進」棟(W造2階建、延2071・24u)・新築、本館・「実験棟」(2階建、延1096・78u)・改修(現畜産センターを改修)、本館「教育棟」(2階建、延116904u)・改修(農業大学校を改修)。
 関連棟としては、▽ガラス温室兼育苗室(7m×20m×6棟)延847・5u▽昆虫飼育室・延25u▽収穫調整場兼作業棟(S造、85m×15m)延1200u▽資材庫棟(コンクリート造)延495u▽農機具庫(コンクリート造)延675u▽ガラス網室(コンクリート造、33m×9m)延297u▽原種生産施設ガラス網室(コンクリート造、9・0m×15・0m×2棟)延271・5u▽ボイラー棟(RC造)延185・4u▽車庫(S造)延155・7u▽原々種貯蔵庫(コンクリート造、網室、7・5m×15・0m)延112u▽原々種調整室(コンクリート造、15m×5・6m)延84u▽水稲播種施設(コンクリート造、屋根のみ)延48・5u▽ボイラー室(CB造)延46・5u▽燃料庫(CB造)延19・4u▽プロパン庫(CB造)延6・6u▽少量危険物格納庫(CB造)延4・8u▽実験廃液処理施設・延12u▽精密温室棟(コンクリート造)延378u▽育種母本乾燥保管場(コンクリート造、網室)延112u▽検定温室(5連棟、コンクリート造)延597・7u▽豆・米乾燥室(コンクリート造、網室、7・5m×15・0m、2連棟)延224u▽ポンプ庫(高圧洗浄機)延2・3u▽井戸施設・延31・1u▽生活改善実験室・延50u▽鳥獣資材置き場・延50u▽鳥インフルエンザ資材倉庫(S造)延770・00u▽倉庫(農業大学校収穫物等)(S造)延20・00u。このほか、スマート農業実習フィールド956・00u、農業機械運転練習場6940・00u、駐車場1万0280・00u。
 新築する本館「分野横断型産学公促進」棟について、木材調達は、材工分離発注により調達する方針。
 対象地は綾部市位田町桧前30(畜産センター・農業大学校敷地内)で、敷地面積は28万7674u。用途地域は特定用途制限地区(田園居住地区)。履行期間は令和8年3月23日まで(府議会の繰越承認が得られた場合、発注者の判断により契約期間を延長することがある。延長期間は最長4ヵ月)。