東北農政局西奥羽土地改良調査管理事務所は、素波里ダム、素波里頭首工、幹線用水路の改修などを計画している能代二期地区の国営土地改良事業地区調査に関し、土地改良事業計画書案の作成を初めて委託する。事業化に向け、新年度から事業計画の取りまとめ段階にシフトするもので、作成業務を来月頃に公告する予定。事業計画書案をまとめた後は土地改良区などとの協議内容を踏まえ、早期の成案策定及び事業化を目指す。
計画は、国営能代開拓建設事業(昭和43年〜平成元年度)で造成された施設を改修するもので、令和5年度から地区調査に着手。頭首工や用水路・導水路などの調査を行い、改修や耐震対策の事業計画を作成する。
対象施設は◇素波里ダム(素波里取水塔:シリンダー型温水取水塔)◇素波里頭首工(L31m・H2.9m)◇米代川北側幹線用水路(右岸幹線用水路L6,000m、塙川支線用水路・塙川1号支線用水路L2,900m、朴瀬支線用水路L3,200m、大豊沢支線用水路L1,800m、大豊沢常盤支線用水路L500m、常盤支線用水路L2,599.4m、第1号導水路L11,000m、中央用水管理所水管理システムほか)◇米代川南側幹線用水路(浅内支線用水路L3,700m、左岸幹線用水路L1,600m、第2号導水路L11,597m)―など。
新年度は事業計画書案作成のほか、老朽化した榊送水路等の撤去計画検討(2月頃公告予定)、河川工作物を整備するのに必要な河川協議資料の作成(2月頃公告予定)、経済効果算定(5月頃公告予定)の各業務を推進。
このうち榊送水路は、米代川〜ポンプ場までの導水路(L200m)と、ポンプ場〜小友池までの送水路(L1,800m)の計2,000mで構成。計画への組み入れを検討するため試掘作業等を行ったが、老朽化が進行していることや他からの取水が可能なことから撤去する方針を固め、撤去手法を検討する。業務ではこのほか、今年度に試掘調査を行った第2号導水路(L11,597m)、常盤支線用水路の1号〜3号(計L2,599.4m)の対策工も検討する。
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秋田建設工業新聞社