横浜市が旧上瀬谷通信施設地区周辺に整備する新たな交通(バス専用道)について、瀬谷駅側のターミナルを瀬谷中学校敷地に堀割構造で設置する方針であることが分かった。環状4号線の地下に1車線のトンネルを計2本整備する計画。2026年度内に都市計画手続きを進め、同年度内に事業化する見通し。30年代前半の供用開始を目指す。地元住民向けの説明会で明らかにした。
市では、旧上瀬谷通信施設地区(上瀬谷地区)での公共交通機関による移動需要拡大を見据え、瀬谷駅から上瀬谷地区に至る「新たな交通」としてシールドトンネルのバス専用道を構築する。最大3台の連結バスが隊列走行することを想定。将来的には自動運転技術の導入を見据えている。
地元説明会で報告した事業計画によると、計画区域は瀬谷区中央〜瀬谷町の延長約2・7`。このうち両端の計約1`が地表式で、環状4号線下の延長約1・7`が地下区間となる。
地下区間には、既設の大門第二雨水幹線との干渉を避けるため、地下約35bの深さに1本1車線のトンネルを2本整備する。シールド内径はおおよそ6〜7bを想定しており、都市計画素案の中で詳細を示す。
瀬谷駅側のターミナル用地には、移転・新築が決まっている瀬谷中学校の敷地(面積約1万9041平方b)を活用する。掘割構造を想定。地下構造と比較して、工事費の縮減や採光、自然換気などの面で優位性があると判断した。地上の一部に駅前広場として滞留空間を確保する予定。瀬谷駅との接続に関しては、相模鉄道と協議中だという。
一方、上瀬谷側のターミナルは、GREEN×EXPO2027(国際園芸博覧会)の開催地である土地区画整理事業地内の地上部へ平面的に新設。バス専用道と路線バスを接続できるようにして、交通ネットワークの強化を図る。
26年度内に都市計画素案の公表から都市計画決定までを終え、27年度に工事発注の手続きを進めたい考え。上瀬谷側はGREEN×EXPO2027の閉幕後、瀬谷側は28年夏の中学校移転完了後に工事着手できる条件が整う見通しだ。
基本・詳細設計をパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)が担当。
提供:建通新聞社