さいたま市は見沼区に新規整備する「加田屋公園」について、12月補正予算で4カ年継続費11億2411万7000円を編成した。現場では基盤整備工事を進めている段階で、今後は公園整備を本格化させる予定。公園整備に必要な全体の費用を確保した格好だ。年度内をめどに工事積算を終え、2028年12月の完工を目標に順次、工事発注していく見通し。
見沼田圃の保全活用と創造を図り、見沼区加田屋2丁目地内に自然環境へ配慮した公園を設ける計画。加田屋公園は約3万2000uを充て、近接する「染谷公園」とも機能を連携させた公園とする見通しだ。
加田屋公園の機能は、主に▽調整池(ビオトープ)=約1万m3▽芝生広場・遊具広場=約6500▽駐車場=約70台分▽エントランス(約3000u)園路・▽ジョギングコース▽バスケットボールコート▽管理棟――などを予定。
整備地は軟弱地盤なため、地盤対策を行った上で公園を整備する必要がある。整備地の中で土をローテーションさせながら公園を整備するイメージとなっている。
現在は工事積算を進めており、発注ロットを調整中だ。公園の早期開設が前提となっており、そのためには工事を部分的に並行させて進める流れが理想。今後は複数の工区に分けて、順次工事を発注していく見込み。
担当課では「調整池」「広場」などに分けて発注していくよりも、整備地をエリアで分割して個別発注する方向が最適とみている。現場では調整池を設けるエリアから先行して掘削を行っているため、まず調整池周辺のエリアから工事発注する可能性が高そうだ。
どの程度までエリアを分割し、施工時期をどうするかは調整中としている。ただし、少なくとも最初のエリア分の工事は年度内をめどに発注し、6月に着工できるよう調整する見通し。
公園整備全体では約11億円の費用を投じる格好となるが、今後発注していく工事の契約が議会案件に当たるかは未定。どの程度までエリアを分割するかによっては、一部の工事契約が議会案件となることも考えられる。
公園の中心部にはトイレなどを備えた管理棟を設ける計画だが、管理棟の設計は公園整備とは別に進めており、来年度の上半期をめどにまとめる予定。業務は桑子建築設計事務所(さいたま市、рO48−783−5566)が担っている。
公園整備は土木工事が中心になるが、管理棟だけは建築工事に当たるため、エリアによる工区分けとは別に管理棟の建設工事を個別発注する可能性もある。実際の方針は今後調整を進めていく。
公園全体の整備については、埼玉測量設計(さいたま市、рO48−831−9633)が実施設計を担った。基盤整備に当たる「加田屋公園整備工事(その1)」は丸正サンキョー(さいたま市)が施工を手掛けており、現状では年度末までに工事を終える予定。
提供:埼玉建設新聞