富山県武道館新築工事の起工式が21日、県や工事関係者ら約70人が出席し、富山市南中田の県総合運動公園屋内グラウンドで開かれた。
新田八朗知事は、「武道競技の振興、競技力向上に寄与する施設をコンセプトに、公園全体との調和や景観にも配慮しつつ大会、稽古に使いやすい施設を目指して検討を重ねてきた。武道館の整備を契機として、公園の魅力向上や周辺地域の活性化、県全体のスポーツ振興にもつながるよう取り組んでいる。27年度中の開館に向けて、着実に整備を進めていく」とあいさつ。続いて、来賓の永森直人県議会副議長が祝辞を述べた。
式に先立つ安全祈願祭では、新田知事が鎌入れ、石本建築事務所の長尾昌高代表取締役社長が鍬入れ、施工者代表の安西忠信前田建設工業北陸支店執行役員支店長が鋤入れを行った。参列代表者が順に玉串を捧げ、工事の無事完成を祈願した。
建設規模はRC造一部S、W造地下1階地上1階建て延べ1万1302・65平方メートル(建築面積1万681・61平方メートル)。場所は同公園のびのび広場。地下1階北側の主道場は柔道・剣道等6面の国際大会や大規模大会が開催可能で、地上1階部分に観客席約1500席などを配置。地下1階南側の武道場は畳敷・板敷各3面などで日々の稽古や小・中規模大会に対応し、屋上部を緑化して周辺と一体的・連続的な芝生広場とする。工期は2028年1月31日まで。工事費は約84億5000万円。
設計は石本建築事務所・中川建築設計事務所JV。施工は▽建築=前田建設工業・日本海建興・タカノ建設JV▽電気設備=北陸電気工事・ケイ電工JV▽空調設備=日本空調北陸・サプラ・中央管機カクユーJV▽給排水衛生設備=太閤産業・森商事JV−が担当。