大津市は、皇子山総合運動公園(一部)で敷地の特性を生かし、公園と一体となった新庁舎整備を計画しており、基本・実施設計業務委託の公募型プロポーザルの手続きを開始した。2032〜33年度に新庁舎へ移転・供用開始を目指しており、29年度に工事を発注する見込みだ。
庁舎は、延べ約2万8000〜3万平方bを基本とし、主要構造は免震構造とするが、詳細は基本設計で決定する。施設用途は市庁舎、消防庁舎(消防局と消防指令センター)、集会所。予定工事費は約200億〜245億円。工期は30年4月〜33年3月と想定する。
基本計画では、閉庁日も利用できる展望スペースやトイレ、コンビニエンスストア、カフェなどを備えた市民交流スペース(約1600平方b)の整備などを想定。既存の新館との連携を図るため、京阪電車や県道47号線を跨ぐ接続デッキの設置や雨天時にぬれずに来庁できるピロティ駐車場(約3000平方b、庁舎の延べ面積に含まず)を新庁舎1階部分に整備することなどを盛り込んでいる。
建設予定地は、大津市御陵町の皇子山総合運動公園の一部で、庁舎敷地面積は約1万5000平方b。
現庁舎の本館と別館については原則解体する。解体時期、解体後の跡地活用などは未定。新館は改修し活用する。
本館と別館は、佐藤武夫氏が設計を手掛けたもので、16年に「日本におけるモダン・ムーブメントの建築197選(DOCOMOMO Japan)」に選定されており、建物の記憶や記録を継承していくためのアーカイブなどの作成も設計業務の中で検討する。
設計の納期は、基本設計を27年3月31日、実施設計を29年3月30日と設定。委託料の上限は11億2200万円。
設計業務の公募型プロポーザルの主な参加資格は、25年度大津市競争入札参加資格の登録の他、地方公共団体の庁舎新築に係る設計業務の履行実績など。
企画提案書などは4月2日午後5時まで受け付ける。同月17日に1次審査(書類審査)、同月24日に2次審査(プレゼンテーション審査)を行い、5月18日に結果を通知する予定だ。
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提供:建通新聞社