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建設経済新聞社
2026/01/26

【京都】長岡天神駅周辺西地区の整備 市街地再開発事業を検討 商業地域への都市計画変更も

 長岡京市は23日、第1回阪急長岡天神駅周辺整備基本計画推進委員会を開催。事業の検討状況を確認し、再開発準備組合による「西地区整備計画」について議論した。
 昭和32年に都市基盤の強化や都市機能の増進を目的として「開田地区土地区画整理事業」が都市計画決定されたが、社会情勢の変化や市街化の発展、地権者の合意の難航などから事業が行われないまま現在に至っている。その中で、開田地区土地区画整理事業の広範囲を占める阪急長岡天神駅周辺エリアについて、都市機能の高度化・集約化、市街化整備を進める。
 阪急線の高架化については、仮の線路を東側に設置する「仮線方式」を検討。駅東側は高架化の影響が大きいため、段階的なまちづくりが必要となる「ステップアップ事業」として整備する。現在までに東口広場公園や東自転車駐車場の整備を完了している。
 西地区は高架化の影響が少ないため、先行的にまちづくりを推進する。事業の継続を判断するため地権者検討会が設立され、賛成多数で事業推進を可決。令和7年11月に再開発準備組合を設立し、整備計画の内容について検討を始めた。
 西地区の整備計画案では、駅西側のアゼリア通りに面する「北側敷地」と、駅前の「駅前拠点空間」を中心として、東側の補助幹線道路からつながる「交通広場」と広場南側の「南側敷地」の土地利用を計画している。北側敷地は、既存の店舗等を中心に再編し、アゼリア通りと駅前をつなぐエリアとして計画する。駅前拠点空間には約2200uの憩い・賑わい広場を整備。交通広場は約2500uとし、コミュニティバスやタクシーの乗降場・自家用車乗降レーン・送迎用待機スペースとして活用する。また約500uの芝生広場を整備する。駅前及び交通広場は、賑わいの拠点となる広場空間として計画する。
 南側敷地は、広場との連携による多世代交流の促進や、多様なライフスタイルに対応する生活利便性を向上するエリアとして計画する。店舗や分譲住宅、屋根付き広場の設置を検討し、約230台程度の来街者用駐車場の設置を検討する。
 南側敷地は、広場との連携による多世代交流の促進や、多様なライフスタイルに対応する生活利便性を向上するエリアとして計画する。店舗や分譲住宅、屋根付き広場の設置を検討し、約230台程度の来街者用駐車場の設置を検討する。
 北側敷地と南側敷地には約900台ずつの地下駐輪所を整備する。計画する建物は現在の地区内にある用途を基本として計画。継続的に不動産開発業者等への市場調査を行い、周辺施設の開発状況や、社会動向をふまえながら、構成や規模の見直しを行う。
 事業手法については、都市機能の高度化・集約化、居心地のよい滞留空間・賑わいの拠点となる公共空間の整備、地権者の生活再建等を総合的に実現するために「市街地再開発事業(再開発)」により、土地の高度利用を検討している。再開発により道路・広場・建物を一体的に整備し、ひととまちがつながる回遊軸を創出する。景観や眺望については、高架化した駅舎と同程度の高さを想定した2階レベルに視点場を設けることを計画している。
 整備計画案の実現に向けては、再開発の事業化検討区域を「商業地域」に変更し、高度地区の規制を緩和する都市計画の変更を想定している。
 今後は、西地区整備計画の継続検討事項の方向性を検討しながら、調査の結果や委員会での意見等をふまえ、都市計画提案への移行を判断するための「事業実施計画」の作成を進める。