県高島農業農村振興事務所田園振興課は、安曇川町上古賀に位置する安曇川沿岸2期地区として、水路トンネル改修工事等を計画している。このほど実施設計を日本工営(東京都千代田区)に決定し、26年9月頃をメドに内容を取りまとめる。
工事発注については、予算次第で流動的にはなるが、早ければ26年秋頃にも公告を予定している。
工事期間は約3ヵ年を見込んでおり、水路トンネルの老朽化に対応する補修と補強工事に取り掛かっていく。
設計概要は、水路トンネル改修実施設計142・7b、うち補強区間81・9b、補修区間60・8b、分水工改修実施設計1ヵ所、沈砂槽改修実施設計1ヵ所、水門設備実施設計3門(5基)、用水路現地調査に取り掛かる。
対象施設は、水路トンネル(隧道工)は、延長142・7b、造成年1948〜1951年・構造が無筋コンクリート覆工、内空断面幅3・6b、内空断面高2・48b。沈砂槽は、延長14b、造成年1948〜1951年・構造は無筋コンクリート覆工、内空断面幅7・5b、内空断面高6・8b。分水工が、延長34b、造成年1948〜1951年・構造は鉄筋コンクリート、内空断面幅14・7b。
安曇川沿岸2期地区は、高島市の南東に位置し、一級河川安曇川の両岸に広がる扇状地であり、水稲を中心に営農が展開されている。安曇川合同井堰は、昭和24年の台風により安曇川沿岸地区内の井堰が複数破損したことを受け、安曇川沿岸地区をかんがいする井堰を恒久的なコンクリート井堰とするために設置した頭首工である。この安曇川合同井堰から続く沈砂槽、隧道、安曇川分水工については、経年変化に伴い、施設の老朽化がみられ、性能低下の進行により施設の維持管理に多大な費用と労力を要するとともに、農業用水の安定供給に支障を来すこととなるため、同事業において農業水利施設の機能を保全するための整備を行うことにより、施設の長寿命化、施設の維持管理の費用と労力の軽減及び農業用水の安定供給を図り、農業生産性の維持及び農業経営の安定を図っていく。
提供:滋賀産業新聞