杉本達治前知事の辞職に伴う知事選は25日投開票され、無所属で新人、元外務省職員の石田嵩人氏(35)が初当選を果たした。現役知事では全国最年少となり、選挙中も「若さ」と行動力をアピールした。石田氏は翌26日、県庁記者クラブで、共同会見に臨んだ。
選挙戦を振り返り、家族や支援者、すべての関係者に、心から感謝の気持ちを表した。
◆知事の理想像
常に県民目線で。これまで県政を引っ張ってこられた方々の継承を図りたい。特に若い世代へ、これまでの知識や経験を、しっかり伝授していく。全力を尽くし、社会や地域を押し上げていく。その先頭に立たせてほしい。一貫して世代を繋いで、次の新しい福井をつくる。その責任から決して逃げない、県政を必ず実現させる。私の福井への思いを行動で、県政を前に進める。県民の皆様にお約束した事を、その姿(実現)をお見せしたい。
◆ハラスメント対策
外交官として様々な国や地域で仕事をする経験を頂いた。アメリカやヨーロッパなどを巡り、パワハラやセクハラはかなり厳しい環境にあった。グローバルスタンダードに、とまでは言わないまでも、襟を正していかねばならない。この問題には世代間に認識のズレが大きくあり、知事自らが問題解決に着手していく。しっかり把握していくことが大切。選挙中にも、県民から県庁組織を変えてほしいや、もっと風通しを良くしてほしい等々。再調査も含め、弁護士など専門家との連携強化などで対応したい。
◆他候補に投票された県民に対しては
選挙は選挙で終わったので、本当ノーサイドでいきたい。政策として、知事の決断力と実行力で応える。判断の方向性を示していく。私の政策に似たり、呼応したりする部分は、県民のより良い生活のために、大いに議論をしていきたい。
外国人労働者
◆参政党の支援を受けて、戦況に変化は
神谷代表の協力(演説)を含め、SNSをよく見たよ、との声を多く頂いた。率直に嬉しいし、ありがたい気持ち。外国人労働者の無秩序・無計画な受け入れには反対したい。若者がUIターン等で就職し、社会貢献をするなど。県がやるべきことはまだまだある。
県経団連がコメント
福井県経済団体連合会(八木誠一郎会長)がコメントを出した。県政には依然、課題が山積するが、石田知事の若さと活力、柔軟な発想で、難局を乗り越えてほしい。特に成長型経済の実現へ、企業の付加価値創出や生産性の向上を通じ「稼ぐ力」を高める産業政策を、より一層積極的に推進して頂きたい。
いしだ・たかと
福井市出身 政策研究大学院大博士課程修了 2015年に外務省職員、在ザンビア大使館3等書記官など 福井市灯明寺1丁目在住