長浜市は、計画している「(仮称)小谷城戦国体験ミュージアム」整備事業について、工事発注時期を見定めていることから、新年度当初予算案には事業費を計上しない方針だ。
現在、関係者らとの協議を進め、着工時期の判断を行っているところ。まとまり次第、工事費を予算措置し発注していく見通し。現時点では2ヵ年事業で推進していく考えで、新築1棟、改築整備2棟の建築・展示整備の各工事の施工からオープンまでを初年度に、2棟の解体工事を次年度に行い全体完了を目指す意向だ。
新築1棟および改築2棟、解体2棟の計5棟の建築工事に係る基本・実施設計は遠藤克彦建築研究所(東京都中央区)が、新築1棟・改築2棟の計3棟の展示整備に係る基本・実施設計は丹青社関西支店(大阪市北区)が、それぞれ受注し、完了させている。
市では歴史のメインコンテンツである「戦国時代」の魅力を発信するため、24年3月に「(仮称)小谷城戦国体験ミュージアム」基本計画を策定。湖北町伊部地先の史跡「小谷城」付近において新築1棟と既存2棟の改築整備、ほか2棟の解体撤去を行うミュージアム施設の整備を計画。内容を見ると、ミュージアムは小谷城跡付近の市施設「戦国ガイドステーション」敷地内の湖北町伊部757―1の敷地1000平方bおよび同757―3の敷地3696平方bにミュージアム棟1棟(約500平方メートル規模)を新築すると共に「戦国ガイドステーション」(S造平屋建、126平方b)および「浅井三代の里」(S造平屋建、114・92平方b)の既存2棟を改築整備し関連施設としてリニューアルさせ一体的利用を図る。また東上坂町地先の「文化財保護センター」(2階建、延約800平方b)と小谷郡上町地先の「小谷城戦国歴史資料館」(RC造平屋建、約250平方b)の既存2棟は解体撤去する。駐車場は敷地内で約40台分を整備。
内部構成はエントランスホール(総合受付・ロビー)、観光案内機能(観光ガイドブース、情報発信スペース)、展示機能(映像展示室、常設展示室、企画展示室)、調査・研究機能(学芸員・文化財技師等作業室、資料庫)、市民交流・サービス機能(ワーキングスペース、ショップ等)、管理機能(事務室、倉庫)、その他廊下、風除室、トイレ、機械室等―。
提供:滋賀産業新聞