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福島建設工業新聞社
2026/02/02

【福島】区画整理とパイプライン一括発注へ/県農林水産部

 県農林水産部は、相双地方のほ場整備で区画整理工事とパイプライン(PL)工事の一括発注に取り組む。工程の一部を省略し事業期間の短縮を図ることで、営農再開・農業復興の加速化につなげる。今後事業化する新規地区で採用するが、先行して2026年度に復興基盤総合整備事業・山下地区(南相馬市鹿島区)で工事を一括発注する。
 県内のほ場整備では、浜通りと南会津地方の一部でPLを導入している。区画整理とPL工事の一括発注は国等では一般的だが、本県は特に東日本大震災以降、津波被災地の地盤や仮設用水路等設置による営農の早期再開などを考慮して分離発注を原則としていた。一括発注は、再生加速化交付金を活用した復興基盤総合整備事業で取り入れ、第3期復興・創生期間内の概成を目指す。
 分離発注では区画整理工の後、作付け期間を経て、区画等を確定させてからPL工事を発注する。一括発注の場合、作付け期間や仮用水路の設置・撤去などの工程が省かれるため、事業期間の短縮や事業費縮減が期待できる。一方で、区画整理後に出来形を確認し実施していたPL設計を図上で行わなければならず、施工現場で必要となる調整の増加が予想されるため、同部は設計・施工団体との各意見交換会で理解と協力を呼び掛けている。
 山下地区は、23年度に着手した農地大区画化など基盤整備事業で、受益面積99ha。今年度に地区東側の区画整理工に着工しており、残りのエリアでPL工との一括施工を実施する予定。
(提供:福島建設工業新聞社)