県は1月30日、「第3回埼玉県県庁舎再整備懇談会」を開催した。会では新庁舎の規模や再整備の位置、概算事業費、スケジュールなどの検討状況が示された。現在地で着工する2ケースと、浦和美園での敷地利用するケースの合わせて3ケースの比較評価の状況なども報告された。また、概算事業費を現在地は1450億円、浦和美園の場合は1617億円とした。懇話会では再整備候補地について多くの意見が交わされた。
県ではこれまで県庁の機能や、働き方・執務スペース、再整備位置などについて検討を進めてきた。また、整備地について本年度中に「現在地」または「浦和美園(さいたま市緑区美園の県有地)」のいずれかに決定することを示している。
報告では、再整備候補地の比較評価を行うため、庁舎の規模や仕様、敷地利用等について仮条件を設定。現在地の場合はS造、想定面積6万3000u。工期を55カ月〜79カ月とする。警察庁舎はS造で、同4万7000u、工期は51カ月とした。議事堂および危機管理防災センターは継続して利用するものとし、それ以外の解体面積として7万7516uをあげている。
一方の浦和美園はS造、同8万4000u、工期65カ月を想定。警察庁舎はS造、同4万7000u、工期を51カ月とする。議事堂や防災センターも再整備するほか、現在地にあるすべての既存庁舎9万8219uを解体する。加えて、綾瀬川の護岸工事や道路改良なども実施することとした。
こうした条件のもと概算事業費を提示。現在地とした場合、行政庁舎、警察庁舎の建設コストを約1356億円と設定。解体コストは約42億円、設計・監理費約52億円とし、総額約1450億円を見積もった。浦和美園の場合は、行政庁舎、警察庁舎に加えて、議事堂などを整備するため建設コストを約1411億円、解体約54億円と試算。さらに追加工事に88億円、設計・監理費約64億円を加えた約1617億円を合計コストとした。
再整備候補地におけるスケジュールでは現在地の場合、「行政庁舎から着工」と「警察庁舎から着工」の2パターンが提示されたものの、いずれの場合も建設工期は約9年〜11年かかる見込み。浦和美園での再整備の場合、建設工期は約5・5年かかるとしている。
提供:埼玉建設新聞