香川県は、高松港玉藻地区のフェリー乗り場と高速船乗り場=写真=の建て替え・再編に向けた整備基本計画を策定する。2026年度上半期までに策定業務を進め、順調なら同年度の下半期にも基本設計業務を委託する考えだ。
現在、「高松港(玉藻地区)フェリー乗り場及び客船乗り場建替再編整備基本計画策定業務」の制限付き一般競争入札の手続きを進めている。開札日は2月13日。納期は8月31日。
再整備の対象となるフェリー乗り場と高速船乗り場の両施設は、いずれも00年に完成した。クラック、腐食、雨漏り、塗装の剥離などが見られる。また、老朽化に加えて、近年の利用者増に伴う待合所の機能不足が課題になっている。
県は22年度に「高松港フェリー乗り場周辺施設整備検討業務」をニュージェック(高松市)に委託し、施設の増改築案を作成した。案の詳細は明らかにしていが、現在の両施設が位置する敷地内で最大限、規模の拡大を図る考えを示している。フェリー乗り場の建築面積は642平方b、高速船乗り場の建築面積は362平方b。
業務では、対象施設の現況把握として、施設周辺の測量を実施し、現況の図面と現地の整合性を確認する。計画条件の整備と検討の項目では、敷地条件、増改築案についての評価、各種設備、関係法令に基づく建築制限の整理などを進める。
これらを元に基本計画を3案ほど検討する。主な内容は、整備の基本方針、施工順序、機能配置、解体・建設のスケジュールを挙げた。
既存施設の規模について、フェリー乗り場は鉄筋コンクリート一部木造2階建て延べ715平方b。高速船乗り場は鉄筋コンクリート造平屋358平方b。所在地は高松市サンポート地内。
両施設は、県内外から諸島部へのアクセス拠点であり、昨年開催された瀬戸内国際芸術祭以外にも、多くの人が日常的に利用している。乗り場の環境整備を推進し、利用者が船の往来を快適に待てる施設を目指す。
提供:
建通新聞社