金沢市は、金沢21世紀美術館(広坂1丁目2番1号)の快適な鑑賞環境を確保するため、2026年度当初予算案に同館魅力向上整備事業費として現計で2億6250万円と、債務負担行為で58億700万円を盛り込んだ。大規模修繕工事は新年度早々にも順次、発注していく。
大規模修繕実施設計業務はSANAA(東京都)が担当し、これまでに終えた。市では、予算計上した総額60億6950万円を充て、同館中長期修繕計画に基づき大規模修繕工事に着手するととともに、屋外敷地の適切な維持管理に向け、大規模修繕と時期を合わせて行う外構修繕の実施設計にも取り掛かる。加えて、令和6年能登半島地震の影響を受けた天井(展示室の一部で天井のガラス板が剥落)についても大規模修繕に合わせ、改修工事に着手する。
同事業は2カ年継続で進め、初年度(1年目)は設備機器の調達や、屋上防水及び収蔵庫LED化などを行う。27(令和9)年5月〜28年3月まで全館休館とし、建築(屋上屋根、外壁、内壁、床など)、機械設備(空調、給排水、衛生設備など)、電気設備(受変電設備、照明器具、調光設備など)に係る大規模修繕をそれぞれ実施。一方、外構修繕は園内芝生の復旧、屋外監視カメラなどの設備修繕を計画している。