川崎市教育委員会事務局は、幸市民館・図書館の改修工事を2026年度に発注する。4月から入札手続きを開始し、9月の第3回市議会定例会で承認を得た後、10月から工事に着手する計画だ。工期は28年5月までの19カ月で、概算工事費は約31億円。
幸市民館・図書館(幸区戸手本町1ノ11ノ2)は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上3階建て延べ6092平方bの合築施設。1階には定員840人の大ホールと図書館が、2階に会議室や市民ギャラリー、体育室などがある。
1980年の完成から40年以上が経過したことから、市は2024年8月に「幸市民館・図書館改修基本計画」を策定。目標耐用年数60年以上を目指すため、施設全体の長寿命化に向けた検討を進めてきた。老朽化した設備の更新や大ホールの特定天井対策、照明のLED化、バリアフリー対策などを行う必要がある。
改修に当たっては、老朽化した電気・機械・空調設備や配管、内装を更新し、トイレの快適化も行う。大ホールの特定天井は面積が約570平方bあり、鉄骨などを用いて建物と天井を緊結させる準構造化の手法を用いる想定だ。
浸水対策としては、ホール入り口などに止水板を設置し、屋外の非常用発電機の基礎を嵩上げする。
諸室の機能・規模の見直し、配置変更も実施する。1階のエントランスホールにラウンジを配置し、休憩や読書ができるよう中庭を整備する。2階にも図書館の書架を設ける他、ブースや椅子を配置した学習スペースを作る。市民館の会議室などは内装をガラスなどに変更し、部屋の外からでも室内の活動が見えるようにする。
改修設計は青木茂建築工房(福岡市中央区)が担当。
概算事業費は、工事費に約31億円、工事監理費に約1・5億円を見込む。
改修工事を28年5月中旬に完了させた後、開設準備期間を空けて28年7月から供用を開始する想定だ。
提供:建通新聞社