秋田市の8年度当初予算案が5日に内示された。秋田南中学校・築山小学校・中通小学校の併設校建設に関し、新校舎建設等の4カ年継続費111億9,285万7,000円(8〜11年度)、浸水対策として行う秋田駅西地区の雨水幹線新設で4カ年継続費90億円(8〜11年度)を提案。新規事業では、老朽化した城東消防署を広面出張所との統合により新築移転するため、建設候補地の用地買収・移転補償調査等に関する費用などを計上した。
城東消防署の新築移転では、建設候補地の用地買収に必要な不動産鑑定業務や、建物の移転補償に伴う調査業務に係る費用を計上。城東消防署は、昭和55年に建設された鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積1,249.89u規模。
そのほかの新規事業では、下新城地区に整備する北部地区再生可能エネルギー工業団地整備事業に3億1,569万5,000円を計上し、基本設計、地形測量、地質調査を実施。9年度の債務負担行為設定(2億7,303万8,000円)も提案し、実施設計と保安林解除に充てる。また、同団地への再エネ供給方法をまとめたマスタープランも作成するため別途、1,982万8,000円を計上している。
仁井田児童館の大規模改修事業費として、仮児童室の設置修繕費や構造設計業務などにかかる2カ年継続費も提案。既存の児童館は木造平屋建て、床面積241uの施設で、経年による建物や設備の老朽化が進んでいる。
このほど構造設計を委託した雄和市民サービスセンターの大規模改修では、総額15億9,200万円の2カ年継続費を提案。また、秋田市、潟上市、八郎湖周辺清掃事務組合(男鹿市、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村)及び由利本荘市との焼却ごみ処理広域化事業では、新焼却施設を令和17年度から稼働させるため、8年度から測量・地質調査を含む基礎調査や、基本計画策定などを行うため、5カ年継続費4億3,218万9,000円を提案している。
継続事業では、秋田南中学校・築山小学校・中通小学校の併設校の建設に関し、新校舎建設等の4カ年継続費111億9,285万7,000円(8〜11年度)を提案。本体建設工事や工事監理業務に充てる。草階・コードアーキテクツ設計JVが実施設計を進めており、現時点では鉄骨造4階建て、延べ床面積約17,700u規模を予定している。
継続費とは別に、8年度予算では建物事前調査や準備工事(プール・部室等解体、仮設グラウンド整備、防球ネット等工作物、既存樹木撤去、グラウンド乗入整備)を実施。準備工事は建築と土木に分離し発注する。本体工事は建築、機械設備、電気設備の3工種分離で発注し、9年1月頃〜11年12月末頃までかけて建設する。
秋田駅西地区の雨水幹線は、中通・南通・楢山地区の浸水対策として、既設合流管の地下部に延長2,115.6mの管渠として新設。本線(L2,115.6m)をシールド工法、最下流部の旭川接続部を開削工法で施工する予定。
枝線は合計延長1,171.5mを推進工法で敷設。特殊マンホール15カ所、組立式マンホール11カ所も設置する。特殊マンホールは既設管と新設管の間に設置し、雨水を取水して下部に敷設された新設管に流すほか、最下流部(楢山登町)には旭川に雨水を吐出するポンプ場も新設する。第3四半期(10〜12月)の工事発注を見込んでおり、発注件数や発注方式は今後の決定となる。
継続事業ではこのほか、都市計画道路千秋山崎線のアンダーパス整備に関し、市の発注で取付部の斜路及び擁壁築造工事を行うため継続費を提案。東西両側からの施工となるため、秋田東第三地区土地区画整理事業で14億8,110万1,000円、秋田駅西北地区土地区画整理事業で12億8,960万8,000円の5カ年継続費(8〜12年度)を提案している。
提供:
秋田建設工業新聞社