京都市は2月9日、2026年度当初予算案を公表した。投資的経費は820億2115万円で、前年度から121億8365万円(17・3%)の大幅な伸びとなった。施設の老朽化対策などの強化が主な要因。
新規や充実事業の主なものでは、京都コンサートホールの大規模改修に向け事業費1200万円を計上。パイプオルガンのオーバーホール、舞台・電気・機械設備の更新、特定天井の改修、エレベーターの新設、トイレの増設などを計画している。26〜27年度に実施設計を進め、28〜30年度の工事、31年度のリニューアルオープンを予定する。全体事業費は1億0988万円。
京都市勧業館(みやこめっせ)大規模改修事業には6050万円を充てる。30年度以降の大規模改修に向け、26年度は現状分析や課題整理、基本計画を策定する。27年度に基本設計、28年度に実施設計をそれぞれ予定する。
京都市中央市場施設整備には16億1714万円を計上、また2月補正予算案には70億円を盛り込んだ。26年度は新青果棟整備工事の第2期に着手し、28年度の完了を予定する。
■山科駅前複合施設はアドバイザリー業務を委託へ
京都駅前の再生に係る取り組みには4900万円を充てる。交通結節点としての機能強化や、快適性・回遊性の向上などを図るため、駅前広場と周辺道路の在り方の検討などを行う。
(仮称)山科駅前遊びと学びの拠点複合施設の整備・運営事業アドバイザリー業務には4020万円を計上し、27年度までの債務負担行為で限度額1280万円を設定した。DBO方式での整備を予定しており、25年度末にまとめる基本構想に基づき、民間事業者の公募や選定に向けた要求水準書や実施方針などを作成するため、アドバイザリー業務を26年度に委託する。
四条駅での大規模リニューアルに向けた基本構想の策定には3311万円を充て、27年度までの債務負担行為として限度額1265万円を設定。駅機能や商業機能の再整備案について検討を進め、27年度に基本構想を策定する。
■住吉ポンプ場ポンプ更新などに着手
水道施設の改築更新・地震対策には45億4000万円を計上。新山科浄水場導水トンネル築造工事などを継続する他、新山科浄水場高区1・3号配水池耐震化工事に着手する。水道管路の改築更新・地震対策には142億6000万円を充てる。老朽化した水道管路約55`の更新を継続する。
下水道管路の改築更新・地震対策には96億8500万円を計上し、管路約33`の対策を予定する。また住吉ポンプ場の雨水ポンプ設備更新工事へ着手する。下水処理施設の改築更新・地震対策には54億4300万円を充てる。鳥羽水環境保全センターの第2東ポンプ場ポンプ設備の更新工事へ着手を予定する。
一般会計は1兆0079億6700万円(前年度当初比5・3%増)。水道事業会計は688億9000万円(同期比0・2%減)、下水道事業会計は924億1300万円(同期比4・6%増)、自動車運送事業費は319億9000万円(3・8%増)、高速鉄道事業費は774億1000万円(0・6%増)。
※図は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社