横浜市資源循環局は、旧磯子工場内にある磯子検認所を金沢工場内に移転整備することを決めた。PFI手法を活用して整備・運営を民間事業者に任せる方針。2026年度に移転場所にある設備の撤去工事と、事業者選定の入札に向けた実施方針の作成などの手続きを進める。PFIの導入が決まれば、27年度に契約締結して28〜29年度に工事を実施。30年度の稼働開始を見込む。
磯子検認所は、市内の下水道が未整備の地区から収集したし尿を前処理し、隣接する南部水再生センターに圧送する施設。1991年から稼働しており、老朽化を解消するための移設先を検討してきた。
現時点では、PFIのRO方式で金沢工場内を改修して検認所の機能を移設する方針。使用されていない灰溶融の設備を撤去して、面積1200平方b以上を確保したい考え。
既存の磯子検認所には、し尿を受け入れる水槽や、大きなごみを取り除くスクリーン、小さな固形物と汚水を分離する脱水機、水再生センターに汚水を送る圧送ポンプなどの設備がある。
91年度に約21万`gだった処理量は、2022年度末には3万2800`gとおよそ7分の1に減少。移設に合わせてさらにダウンサイジングする。
24年度に基本計画を日水コン(横浜市中区)が手掛けた。
既存施設を移転した跡地については、活用できる範囲を確認するため、26年度に測量などの調査検討業務を実施する計画だ。
26年度当初予算案では、管理運営費とPFIのアドバイザリー業務委託費などを含めた「磯子検認所費」に1億5900万円、金沢工場の灰溶融施設プラント設備撤去工事に関する「磯子検認所補修費」として7800万円を計上した。
提供:建通新聞社