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建通新聞社(静岡)
2026/02/13

【静岡】「未来への投資の推進」前年度を上回る公共事業 静岡県の26年度当初予算案

 静岡県の2026年度当初予算案では、食肉センター整備費減55億9400万円が響き、前年度比6・8%減の1828億8100万円の投資的経費となる。このうち公共・直轄は0・7%減の879億2200万円、単独は9・7%減の904億8800万円。ただ、25年度の公共事業費は859億円だったが、前年度2月国補正と当初を加えた26年度は949億円となる。前年度を上回る公共事業への投資を、「未来への投資の推進」としてポイントに掲げ、災害に強い道路整備や気候変動を踏まえた河川改修などを進める。
 「未来への投資の推進」では、前年度を上回る公共事業への投資の他、県立高校のトイレ洋式化・乾式化、空調整備など60億円を盛り込んでいる。

【部局別予算額と主な事業】
 交通基盤部は前年度当初比0・6%減の1253億3400万円。新規事業は▽建設技術者人材バンク創設700万円▽地域公共交通「静岡リ・デザイン」推進5900万円が主なもの。
 建設技術者人材バンク創設では、自治体の土木技術者らの不足に対応するため、知見を有する建設業退職技術者の情報を人材バンクに登録・活用し、市町への技術支援に活用する。
 また、モデル市町への派遣や、若手職員への計画的な技術伝承と育成のために高度な技能・指導力を有する技術者を「建設マイスター」として認定する制度も実証する。
 地域公共交通「静岡リ・デザイン」は、ライドシェアなどのデータ収集・分析、自動運転バスの実装支援などを進める。
 継続事業では、命と暮らしを守る道路緊急対策15億円、緊急自然災害防止対策30億円、津波対策関連91億9600万円、河川海岸等関連111億8700万円、緊急豪雨災害対策強化14億8000万円などを計上。 
 命と暮らしを守る道路緊急対策は、道路案内標識修繕他5億円、歩行者・自転車通行空間整備他6億円、排水施設の機能向上他4億円を配分。
 緊急自然災害防止対策は、対応を加速するため、国の「第1次国土強靱化実施中期計画」と連動した県単独事業を実施。道路(法面対策、冠水対策、照明灯修繕他)8億円、河川(護岸、護床、河道拡幅他)13億円、砂防(渓流保全、砂防堰堤、擁壁他)4億2000万円、港湾(高波浪対策、泊地埋没対策、侵食対策他)3億9000万円、漁港(物揚げ場改良・嵩上げ、陸閘改良他)9000万円の配分。
 くらし・環境部は前年度当初比6・6%減の77億7800万円。主な事業は、盛土対策関連5億7700万円、プロジェクト「TOUKAI―0+(プラス)」総合支援4億4700万円など。
 経済産業部は前年度当初比5・6%減の856億1500万円。
 教育委員会は前年度当初比5・0%増の2350億5200万円。県立学校施設整備・老朽化対策等関連156億1500万円、新県立図書館整備関連1億8100万円などを挙げた。
 公安委員会は前年度当初比4・4%増の897億2700万円。警察庁舎整備関連31億2500万円などがある。

【26年度当初予算案の概要】
 一般会計は、過去最大の規模となる前年度当初比3%増の1兆4141億円。特別会計(12会計)は公債管理特別会計などの減で、同14・9%減の8073億3400万円、企業会計(5会計)は水道事業会計などの減で、同2・7%減の854億2200万円を計上した。
 「財政健全化と未来への投資の両立を目指す」ことを、基本的な考え方に据えた。財政健全化に向けた取り組みを着実に推進するとともに、“幸福度日本一の静岡県”の実現に向けた施策や国の「責任ある積極財政」に呼応した未来への投資も進めていく。

【25年度2月補正予算案の概要】
 25年度2月補正予算案には、国の25年度補正予算に伴い早期執行が必要な経費を計上した。内訳は一般会計582億3100万円、特別会計100万円、企業会計3億3800万円。
 建設関連で主なものは、「防災・減災・国土強靱化の推進」335億6500万円。道路施設の老朽化対策や河川改修などの公共事業を実施する。

(提供・褐囃ハ新聞社)