大山「一ノ沢」で大規模な雪崩の被害に遭った主要地方道倉吉江府溝口線・一の沢橋(江府町吉原)の復旧に向け、県米子県土整備局は、復旧工の1工区の発注準備に入った。国による採択保留が解除されたことを受け、護岸撤去工をとび等一般A級向けに公告する方針。
既設橋梁の撤去を前に、準備工に加え、橋台周辺の護岸工の撤去を先行させる。概算工事費3700万円で、3月上旬に公告し、同月中に工事契約。県道の冬季閉鎖解除後の5月からの着手を予定し、工期は180日間程度を見込む。
「一の沢橋」は2025年3月、大規模な雪崩によって被災。
災害査定の結果、決定見込額が4億円を上回るため採択保留となり、国交省と財務省との協議を経て、このほど、保留が解除された。決定額は16億3219万円。
復旧事業は30年度までを見込んでおり、内容は旧橋(橋長40・9b)を撤去し、既設橋台をかさ上げ。新橋には桁厚を抑えられる単純鋼合成床版橋を採用して架設する。合わせて、取り合い前後150bについて、軽量盛土で最大約1・7bかさ上げする。
これらによって、河床部から橋桁までの空間は現在よりも3b高く確保。土砂流出に伴う河床の上昇や再度の雪崩に備える。
日刊建設工業新聞