神奈川県は、県立都市公園26カ所でPark−PFIなどの民間活力導入を検討するため、民間企業への意向調査を行っている。公民連携事業への興味・関心や想定する手法などを調査し、PFIなどの導入の可能性が示された公園があった場合には2026年度にもマーケットサウンディング調査を実施する予定だ。県は06年度から都市公園に指定管理者制度を導入。現行の指定期間(4期目)は22〜26年度までの5年間を予定していたが、公民連携の可能性などを検討するため指定期間を2年間延長する。
県立都市公園全27カ所のうちいせはら塔の山緑地公園(伊勢原市)を除く26公園が調査の対象となる。公民連携事業への興味・関心の有無や想定する手法、事業に必要な期間などを調査する。公民連携手法は指定管理者制度、設置・管理許可制度、Park−PFI、BTOなどのPFI、これらを組み合わせた手法などを想定している。運動施設の整備や飲食店の設置といった各公園の事業のイメージも示している。
県土整備局都市公園課のホームページにアンケート用紙を掲載しており、メールで回答を受け付ける。期間は2月20日まで。
県は06年度から都市公園に指定管理者制度による管理運営を開始、現行の4期目では今回のアンケート調査の対象と同様の26公園で導入している。一方、応募団体は1期目と比較して減少が続いており、一律5年間の指定期間では民間事業者による十分な投資が難しい状況が指摘されていた。これらの課題を踏まえ、公園の特性に応じて5年を超える指定期間の設定も可能にするとともに、Park―PFIなど多様な公民連携手法の活用を検討するとした。
Park−PFIなどの手法の導入の可能性がある公園は26年度にマーケットサウンディング調査を実施する。公募の時期は調査の結果によって前後するが、現行の指定管理者制度の延長期間が終了する28年度までにPFI事業者や次期指定管理者を決める想定だ。
対象の都市公園の概要は次の通り。
▽三ツ池公園(横浜市鶴見区)▽保土ケ谷公園(横浜市保土ケ谷区)▽四季の森公園(横浜市緑区・旭区)▽東高根森林公園(川崎市宮前区)▽塚山公園(横須賀市)▽観音崎公園(横須賀市)▽城ケ島公園(三浦市)▽葉山公園(葉山町)▽はやま三ケ岡山緑地(葉山町)▽湘南汐見台公園(茅ケ崎市)▽茅ケ崎里山公園(茅ケ崎市)▽湘南海岸公園(藤沢市)▽辻堂海浜公園(藤沢市)▽境川遊水地公園(横浜市泉区・藤沢市)▽大磯城山公園(大磯町)▽秦野戸川公園(秦野市)▽相模三川公園(海老名市)▽座間谷戸山公園(座間市)▽七沢森林公園(厚木市)▽あいかわ公園(愛川町)▽相模原公園(相模原市南区)▽津久井湖城山公園(相模原市緑区)▽相模湖公園(相模原市緑区)▽山北つぶらの公園(山北町)▽おだわら諏訪の原公園(小田原市)▽恩賜箱根公園(箱根町)
提供:建通新聞社