和歌山市は、2026年度当初予算案の概要を明らかにした。一般会計のうち、普通建設事業費は92億0410万円。対前年度当初予算比28・7%(20億5047万円)の増となった。GIGAスクール構想に基づくタブレット端末の更新や岡崎団地の建て替えが、普通建設事業費の大幅な増加につながった。
新規事業として、市が管理する道路照明や公園照明などのLED化に5億4983万円計上した他、27〜36年度を期間とする限度額9921万円の債務負担行為を設定。同事業はESCO事業で進め、消費電力や維持管理コストの低減を目指す。
この他に、都市計画マスタープランと立地適正化計画の改定に1859万円を計上し、27年度に限度額1682万円の債務負担行為を設定した。土地利用の方向性を総合的に見直し、持続可能なまちづくりを目指す。また、和歌山市西浜にある松下体育館の長寿命化対策に986万円を計上。竣工から55年が経過し、外壁が劣化している同体育館の大規模改修を目指して26年度に設計業務を委託する。
拡充事業として、23年3月よりまちづくり協議会を設立し、検討を進めている南海和歌山市駅前南地区再開発の推進に1億6116億円を計上し、27〜32年度を期間とする限度額66億7248万円の債務負担行為を設定。また、和歌山城公園動物園のクマ園舎の改修に5504万円を計上。プールや日よけの更新、寝室の排水改善などの工事を26年度中に行う予定だ。
■下水道管路改築に8億4675万円
インフラ整備事業としては、下水道管路の改築に8億4675万円を計上した他、25年度補正予算案に1億4175万円を計上した。特別重点調査などの結果に基づき、口径2b以上で布設から30年以上が経過した下水道管路の集中的な改築を実施し、老朽化対策を進める。また、生活道路防災等災害防止対策の強化に6億7873万円を計上。生活道路の舗装修繕や道路法面の防災対策を強化し、災害時の避難路や緊急輸送路の確保を進める。
■一般会計予算額は3・4%増
一般会計当初予算額は対前年度当初比3・4%(53億7366万円)増の1657億6894万円。
公営企業会計も一般会計と同じく過去最大規模となった。内訳としては、水道事業会計は同10・2%(15億8739万円)増の172億2142万円、工業用水道事業会計は同112・3%(29億9218万円)増の56億5742万円、公共下水道事業会計は同6・3%(14億8839万円)増の250億7639万円、農業集落排水事業会計は同0・2%(38万円)減の1億6847万円、漁業集落排水事業会計は同17・6%(3318万円)増の2億2263万円となった。
※表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社